【LINE証券】初心者におすすめなのか?

こんにちは。めーめーおじさんです。

8月20日よりLINEと野村HDが共同でLINE証券を設立しサービス提供を開始しました。国内の主要な上場企業100社の株が1株単位で取引出来るのが特徴とのことです。

中身はどうなっているのか?

LINE利用者が8100万人いる中で、投資未経験者にも使いやすいように工夫しているとのことですが、主な特徴としては・・・、

①1株単位で取引出来る

②取引時間が長い(AM9時~PM9時まで)※ETFはPM3時まで

③LINE証券と投資家による相対取引

④売買手数料無料

⑤取引可能銘柄数:100銘柄、ETF:9種類

⑥特定口座のみ

というところが挙げられます。

メリット

メリットとしてはやはり1株から取引き出来るところが1番のポイントだと思います。米国株と違い日本株については最低100株での取引となりますので、資金がない投資家については比較的投資へのハードルを下げる事が出来るのではないでしょうか。また取引時間帯がPM9時まで可能なので、仕事終わりなどでも容易に売買出来るのは良いのではないでしょうか。そして少し触っただけですがセクター毎にまとめており、非常に分かり易い操作画面となっています。

デメリット

取扱銘柄が圧倒的に少なく、ETFについても全く魅力がないものでした。有名銘柄に集約されている感じですので、初心者にはとっつきやすい面はあると思います。また逆に考えれば銘柄を絞り込んでいるため余計なことを考えず株式の購入に踏み切れると思います。しかし、ETFについてはもっと優秀なETFがネット証券から簡単に買える時代に、わざわざ積立てる意味があるのか疑問な銘柄となっています。金ETFなんかは直近の相場は良いかもしれませんが、個人的には長期投資という視点ではあまりおすすめ出来ません。

また私自身が米国株集中投資をしていますので、日本個別銘柄しか購入出来ないのはそれだけで全くおすすめ出来ません。

更に売買手数料無料を謳っていますが、LINE証券が提示する基準価格に取引コストとしてスプレッド(差額)を乗せる方式としている事から、正直無料ではありません。どの程度が上乗せされるかはわかりませんし、それなりの価格優位性があるのかもしれません。しかし、ネット証券を使えば例えばSBI証券の国内株式スタンダードプランで約定代金5万円以下であれば50円(0.1%)の手数料で取引出来ます。またスプレッドについてもその日の相場で変動する(固定ではない)旨が記載していますので、思いがけず過分な取引コストを課されるリスクの可能性もあります。

更に定期買付や貸株などのサービス面や情報量、そして投資信託であれば100円から積立投資が出来ますので、圧倒的にネット証券の方が有利であると言わざる得ません。

ネット証券のスマホ公式アプリも非常に使い勝手が良いのであえてLINE証券で投資を始める理由はないでしょう。

LINE証券の期待する役割

デメリットばかり語ってしまいましたが、やはり投資に対してのハードルを下げる役割を期待します。LINE使用者は幅広いと思いますが、特に若年層にとっては欠かせないコミュニケーションツールとなっています。そういった層が少額から投資に親しむというのは良い事ではないでしょうか。

投資を行うにしても、自分から色々と調べる必要がありますので、ここを窓口として更に良い投資先へ自らたどり着けるようになって欲しいですね。

今後は投信の販売も検討していくとの事ですので、是非良質な投信を投入して頂いて少しでも投資に興味を持たせ、長期で資産運用をする必要性に気付くきっかけとなるといいなと思います。

 

※日本株より米国株への投資をおすすめします。

【投資方針】日本株か米国株か?

※私のような投資初心者は投資信託、ETFがおすすめです。

【投資方針②】インデックス・個別株

※SBI証券の米国株式・ETF定期買付サービスはおすすめです。優良ETFを機械的に買い増し出来ます。

【VTI】米国株式・ETF定期買付サービス設定しました

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