なぜ地銀株へ手を出したのか?
めーめーおじさんです。
先日の記事にて投資をしている日本株銘柄を列記しましたが、その中に地銀2行が含まれています。
これまでの私であれば絶対に投資対象に含まれないであろう地銀ですが、今回は九州を地盤とするふくおかFGと九州FGに投資を開始しています。
ご存知の通り、台湾の半導体大手であるTSMCが九州に進出してきており、現地ではかなり活況を呈しているような報道が出ています。
風が吹けば桶屋が儲かるとは言ったもので、TSMCがいくら優良企業であろうともなかなか浮き沈みの激しい業界である半導体銘柄へ手が出しにくい中で、関連しそうな銘柄は何かないかと思案したあげくの地銀株への投資となります。
正直言えば経営指標を見るとあまり投資をしたくないわけですが、上述の通り地域経済の活性化が期待できるエリアを中心に展開しているわけで、貸出需要の増大は収益拡大に直結してくるわけです。
YCC修正観測がアナリスト中心に語られる状況ですが、いざそういった状況になった場合にが更に貸出金利の上昇を通じた利ザヤ改善にも繋がってきます。
さらっと見る限りでは外債の処理も落ち着いてきたタイミングのようですし、もともと低PBRで放置されてきたセクターですから、多少上昇したところでインしてもそこからの負けは少ないであろうという思惑もあります。
今後、この2行については見通しは過去最高の経常利益を見込んでいるということですが、人・物・金が集中し地域経済に好循環を生むようであれば、中長期的に業績も拡大してくるはずです。
個人的には遅かれ早かれタイミングは分からずともYCCはいずれ修正されるとも考えていますから、現状が一番底にいることを考えると業績改善期待はかなり高いです。
一方で、私が居住する北海道に関してもラピダスが千歳に工場を建設することが決まりました。であれば九州同様に北海道の地銀株への投資を検討するかと言えば、それは全くと言っていいほどにNoと言えます。
そもそもラピダスが長期的に成功し得るのか?という部分が未知数であり、TSMCといった半導体の巨人が世界にいる中で、どこまでラピダスが通用するのか?という部分が分らないからです。
工場建設なども含め、地域経済への恩恵は非常に大きいのでしょうが、そもそもが私が投資するような環境にない地銀株ですので、短期的な値上がり益をとりにいくならいざしらず、投資を行おうは全くなりません。
また、北海道に住んでいればわかると思いますが、非常に電気代が高いんですね。特にどういった暖房方式をとるのかわかりかねますが、北海道の冬期間中の電気代は馬鹿になりませんね。
原発が稼働して電気代が抑えられている九州と、原発再稼働が見通せない北海道では競争環境が違いすぎます。まあどの程度の影響があるかは素人ゆえに計りかねますが、それでもTSMCのような企業に太刀打ちするにはこういったインフラ面って非常に重要に思うんですね。
さて少し話が脱線しましたが、九州地銀2行に投資を始めてからどちらも+10%以上の含み益をこの短期間で得る事が出来ています。
買ったら下がる、売ったら上がるの逆神ぶりを発揮してきた私にとっては珍しく、投資をしたらすぐ含み益バリアーを築けているのが嬉しい誤算です。
今後はコロナ禍で実施された所謂ゼロゼロ融資の貸倒リスクなどが顕在化してくるわけですが、それを言ったら銀行株などには投資出来ませんので、現時点で一番ホットなエリアの地銀株というトレンドに乗っかろうということですね。
これから益々地銀は優勝劣敗が進むでしょうね。基本的には地方経済はこれから加速度的に縮小してくるでしょうから。
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