電力会社の決算に見る内需株への期待

めーめーおじさんです。

ちょっとリスクが高いなという事で投資を踏みとどまっていた日本の電力会社でしたが、最近の株価を見ると結構ぶっ飛んでいたりしています。

さらっと見ただけですが、これまで苦しんできた燃料価格が下落してきたことに加え、電気料金の値上げが利益拡大に寄与しているようです。

電力会社に限らず内需関連株は特に円安&コスト高のダブルパンチにより度重なる値上げをしなくてはならない状況に陥っています。

その代表的なセクターとしては食品業界があるわけですが、ヤクルトや東洋水産などの比較的海外での売上が大きい企業は一部に留まり、大半の企業は国内でビジネスを展開する内需株となります。

電力会社や大手食品企業の決算内容を見る限り、コスト高を利用し値上げを浸透させることで相当利益改善に繋がっているのではないかと感じています。

特に食品業界は比較的に国内流通との力関係からして価格決定権を流通側に握られ続けてきた経緯がありますが、どうも最近の値上げに関しては政府(公正取引委員会)からの強い要請(指導)もあり、ひと昔まえまでの「値上げが出来ない」という事態にはなっておらず、消費者に受け入れられるかどうかは別問題としても、コスト転嫁を進めるには非常に良い環境にあるようです。

これで円高、原料安と今後傾いて来たら業績改善への道筋がついてくることになります。また、8月から1102品目の食品値上げが予定されているようですから、コストを吸収できる体制が整ってくる事が容易に想像出来ます。

今後縮小が続くであろう国内市場で生き残るために、各社ともに内部管理体制を強化している企業が多いでしょうから、特に業界で圧倒的に強い企業に関してはその強いブランド力を背景に値上げを浸透させやすいわけで、上位企業と下位企業との業績の差が大きく開いてくることも予想されます。

これまでのデフレ環境下では安売りメーカーがどうしても幅を利かせる面があったわけですが、業界を見渡しているとそういった企業ほど苦しんでいますね。

非常に投資妙味を感じますし、投資先を間違ってしまうと痛い目に遭いそうなそんな状況ですね。

蛇足ですが、よく値上げされて「もうその商品は買わない。安いPB商品を購入する」というコメントをSNS等で見かけますが、PB自体が今の流通側の規模感からしたら、メーカー側からして生産するメリットを見出しにくくなりつつあるように思います。

これまでは流通はバイイングパワーを駆使して、圧倒的な販売量を背景に激安でNB商品に匹敵するPB商品を作り販売してきましたが、この値上げ局面でメーカー側からの値上げ要請を安易に断れない様になってきていますし、現状安く販売出来ているのも流通側の企業努力によるところが大きく、これまで利幅が大きいという面が流通側のメリットであったわけですが、商品によってはそうでもないというケースが増えてきています。

一部流通では差別化商品としてPBを強化しようとする動きもありますが、そもそも条件に合うメーカーが見つからないという状況に直面しているところもあるようです。

そもそも、大量販売をコミットしてくれることが最大のメリットだったわけですが、そのメリットを打ち消すほどにデメリットが大きくなってきた昨今の状況では、早晩格安PB商品(食品に限る)は縮小していく運命にある気がします。

なので上記の安いPBを買おうと考えても、そのメリットを十分に感じられる商品というのは減少してくるのではないでしょうか。

まだまだコストを転嫁しきれていない内需銘柄(食品・インフラ企業)が大半でしょうから、今後も値上げは続くでしょうし、一切買わないという行動をとれない業界のトップ企業は検討の余地はあるような気がしてなりません。

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