【KRUS】注目銘柄くら寿司USA、投資方針

めーめーおじさんです。

私のポートフォリオ構成銘柄は100%米国株になっており、10銘柄保有しているうちの7銘柄が個別株となっています。投資元本が少ないというのもありますが、そもそも能力的にも管理しきれないので個別銘柄はかなり厳選しているつもりです。

評価額はまちまちですが、1銘柄あたりの投資額についてはかなり分散を効かせているつもりで、銘柄ごとにリスク許容度に応じて投資額を決めています。といってもかなり適当ではあるわけですがw

さて本題に移りますが、魅力的な銘柄が多い米国株ではありますが、個別株へ投資を行う1つの私なりの基準ですが、将来的に爆益をもたらしてくれそうと思わせてくれる銘柄への投資を行っています。

大型株でも十分なリターンが得られるのが米国株の特徴ではありますが、やはりそれ以上のリターンを得ようと欲豚になる場合、やはり中小型銘柄や尖がった銘柄への投資を中心に考えなければいけません。

保有銘柄ではPLUGが圧倒的な含み益を抱えているわけですが、長期的な視点でそういったリターンを得られる銘柄へ投資をしているつもりです。

短期的な含み損やボラタリティは気にせず、将来的な長期成長が見込める企業へ一定額を投資し爆益を目指しているわけですが、いくつか監視銘柄にいれている企業のうち、次回新規投資を考えている銘柄がKRUSです。

こちらの銘柄については前回記事でさらっと取り上げましたが、IPO直後から注目していた銘柄となります。直近の業績・株価は好調で、親会社は日本のくら寿司ですからビジネスモデルも日本人の私としても非常に理解しやすいところも投資を行おうと思った理由です。

直近の業績確認と投資を行うとした決め手は?

KRUSについてはコロナ禍で大きなダメージを受けたわけですが、それでも新規出店などを続けるなど、IPOから引き続き業績拡大に向けた投資を加速させています。

直近では2021年度第4四半期決算を11月11日に発表しています。第4Qの売上高は2792万ドルと前年同期比で+405.1%、通期でも6489万ドル、前比+43.7%と大きく売上を伸長させています。

昨年度はコロナ禍で大きく業績に悪影響が出たわけですが、その裏返し以上に今回の第4Qの売上については強かったと感じています。

また、2021年は総店舗数が32店舗と+7店舗の新規出店を行っていますが、2022年度についても8~10店舗の新規出店を予定しているようです。

これについても、7月23日に普通株式、45ドル/株で1,265,000株の引受公募を実施し約5600万ドルの資金調達に成功しています。これにより保有する現金及び現金同等物は8月末時点で前比336.7%と大幅に増えています。

やはり成長に必要な投資を行うための保有資金は重要であり、実際には保有銘柄であるPLUGで強くそういった部分を学ばせてもらいました。上記の通り、規模の拡大、店舗網拡大に使える資金が手元にあるというのは非常に大きいと感じます。

また、現在の株式市場はかなり不安定になってきており、週明けも厳しい展開が続くのかなとも考えていますが、むしろコロナ再拡大が理由で株価が落ち込んでいるだけであればただの買場であることは間違いありません。

それを裏付ける様に、決算で出ていた数字では以下の部分に注目しています。

・Average unit volumes
通期:2138千ドル 前比+10.9%

・Contribution margin
第4Q:約17%

Average unit volumesは1店舗当たりの平均売上の事を指しているわけですが、過去の実績に届いていないとはいえ、数字からは回復傾向が見て取れますし、新店オープン時の売上寄与を除外している数字なのでかなり信頼性のある数字です。

また、Contribution marginですが、会計知識のない私ですが適当に出ている数字から算出してみたところ、ざくっと17%ぐらいの数字になっていました。

コロナ以前は20%程度あったと思いますので、コロナ前の水準まで回復してきています。もともと黒字経営でIPOしていますから、売上が伸びれば伸びるほど利益が大きくなりやすい企業体質となっています。

日本の回転すしは原価率が50%に近い数字と言われており、飲食店で目安とされる15%~30%を大きく超える業界と言われています。

しかし、KRUSについては売上に占める原価率は約30%とコントロールされており、一定の品質水準を保ちながら一般的な回転すしよりも利益構造が良くなっています。

この辺は恐らくですが、日本の回転すし大手は一皿100円に対してKRUSは一皿3ドル(日本円342円)という価格設定の違いによるものと思われます。

まあこの辺は正確ではない可能性もありますので適当に読んでほしい部分ではありますが、少なくとも日本の回転すし大手よりも儲かる商売をしている可能性が高いと言えるのではないでしょうか。

さらに、米国飲食業界において回転すしという業態はまだまだ多くもなく成長余地があるのと、現地の口コミを見ていると各店舗の米国人によるリアルな口コミが高評価なところがポイントが高いです。

外国における日本食レストランの経営者は韓国系や中国系が多いと聞きますが、日本という国で独自の進化を遂げた回転すしならばノウハウも日本企業に優位な状況ですし、仮に今後強力な競合が出てきたとしても、先行者として有利な立場で戦いを進めていく事でしょう。

あとは回転すしという業態を米国でどこまで文化として広げられるか?稼げるビジネスモデルを確立出来るか?という部分が重要になってくるわけですが、中期的には店舗数も200店舗を超える目標を立てているようですから、前者は心配せずとも自然と広がっていく事でしょう。

後者についても、もともと回転すしのシステム上、通常の飲食店と比べて人件費も抑える事が出来るでしょうし、悪化する米国の労働市場にもマッチ出来るのではないかと考えています。

是非お寿司業界のスターバックスになって欲しいですね。日本人としても是非応援したい企業です。

最後に、上述しましたが公募価格が45ドルということですから、よほど大きなイベントが起きない限りはそこを割る事はないと考えています。

株価チャートを見ていても50ドル近辺まで落ちてくれればいいなと思っていますがどうでしょうか。決算レポートに書かれていましたが、コロナに対しては非常に脆弱ですと書いてある通り、これの状況次第では絶好の買場となりそうですから、ちょこちょこと資金を入れていきたいと思います。

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