【22年2Q決算：GO】グロサリーアウトレット好決算&ガイダンス上方修正

2022年8月26日

めーめーおじさんです。

8月9日に第2四半期決算の発表を行ったハードディスカウントスーパーであるGO（グロサリーアウトレット）ですが、前回決算に引き続き非常に好調な数字を叩き出しています。

ガイダンスの引き上げもしていることから、第3四半期についてもかなり良い数字が出てくるものと考えられますが、米国を襲っている歴史的なインフレについて、通常であれば小売業者にとって非常に逆風になるわけで、競合スーパーについては軒並み厳しい数字を発表している中で、こういった業績を確保できるというのはGO独特のビジネスモデルがあるからだと考えられます。

いずれにしても長期投資向けの銘柄なだけに面白いなあと感じながら決算を見ています。

では、以下に決算内容を簡単にまとめていきます。

【2022年第2四半期】
収益：8億9765万ドル（前比+15.7％）予想〇
EPS：0.29ドル（前差+0.06ドル）予想〇
既存店売上高：前年比+11.2％
新規出店：+7店、総店舗数425店

【2022年ガイダンス】
・収益、上方修正
33.9億ドル～34.2億ドル　⇒　34.6億ドル～34.8億ドル
・既存店売上高、上方修正
5.5％～6.5％　⇒　8.0％～8.5％
・調整後EBITDA、上方修正
2億1300万ドル～2億2000万ドル　⇒　2億1800万ドル～2億2300万ドル
・調整後1株利益、上方修正
0.94ドル～0.99ドル　⇒　0.97ドル～1.00ドル

この商環境でこういた数字を叩き出せる、特に既存店前年比の伸長率と、通期ガイダンス引き上げについては個人的には驚きを隠せません。

小売や外食などの各企業の良しあしを図る際に単純に私が注目する指標は「既存店」の好不調になります。やはり既存店の数字次第で、その企業はお客様に支持を受けているのか？今後も継続的に出店による規模拡大が可能か？という部分の参考になるからです。ここまで堅い数字が出てくると言うのは非常に好印象と言えます。

また新規出店ペースも年間28店舗という目標に対して順調な進捗を見せていますので、既存店の売上に加え、新店寄与分の売上がどんどんと上乗せされていくわけですから、雪だるま式にGOに関しては大きく成長していってくれそうです。

また前回も同様の内容でアナリスト向けに発言が出ていましたが、今回についてもこのような発言がありました。

「外食するのが高くつくので家で食事する傾向が高まり続けている」という感じなのですが、激しい物価高騰により給与の上昇ペースよりもインフレペースの方が早いとも聞きますので、一般消費者については比較的節約志向の広がりがあるのでしょう。

また、取引先からの在庫処分品の大量調達による爆安価格販売も順調にいっているようなので、今後米国がリセッション入りした際には、不景気+メーカー過剰在庫のダブルコンボで更にGOのビジネスモデルに対して追い風が吹く可能性すらあります。

決算発表後の株価は堅調に推移していたわけですが、直近の株価は冴えませんね。現時点では40ドルを割り込む水準ですが、昨年末の21ドルに対しては大きくプラスに転じていますし、年初来+37％という実績となっていますので、まあ普通にいって超良い株価ですねというのが今期に入ってからの状況です。

昨年まではGOは耐える時だと散々言い続けましたが、同時に来年は期待しても良いのではないか？とも言ってきました。

それが言っていた通りに業績は推移しているわけですから、株価以上に私は非常に株価以上に満足感を得られている状態ですｗ

さて今後どういった業績推移を辿るのか？という部分についても、ガイダンス通り第3四半期も強い数字が出てくると考えています。現在のインフレ、経済状況が続けば、もう少し業績好調も引っ張るかと考えています。

それに加え、今冬においてもロシア・ウクライナ問題は続くだろうと考えていますので、原油価格などのエネルギー関連コストはまだまだ上昇するのではないか？とも考えています。

全体的に経済は厳しい状況に置かれるでしょうが、出来る限りコスト圧縮を目指したい一般消費者はますますGOを使い続けることになるわけですから、現在のペースを崩さずしっかりした株価を叩き出してほしいものです。

ちなみに取得単価は40ドル超えのため、年初来でこんなにプラスがでているのに私についてはまだまだ赤字という事になります。株って難しいですねｗｗｗ

※前回決算時の記事になります。ご参考になれば。

【22年1Q決算：GO】インフレでも好決算で株価爆上げ!!!