【22年1Q決算:GO】インフレでも好決算で株価爆上げ!!!
めーめーおじさんです。
5月10日に米国の食品スーパーであるGO(グロサリーアウトレット)の2022年第1四半期決算が発表になりました。
結果から言えば好決算であったと思います。株価も素直に反応し急騰しました。一時期は40ドル台であった株価も最安値21ドルまで暴落していましたから、最安値からは+71%という状況ですので、底値で買われた方は爆益を手にしたことになります。
私に関してはまだまだ含み損を抱えている状況ではありますが、今回の決算を受けて同社の強いビジネスモデルを再確認できましたので、これからも気長に持ち続けたいなと思います。
では、以下に決算内容を簡単にまとめていきます。
【2022年第1四半期】
収益:8億3143万ドル(前比+10.5%)予想〇
EPS:0.22ドル(前比-4.3%)予想〇
既存店売上高:前年比+5.2%
新規出店:+4店、総店舗数418店(閉店1店)
【2022年ガイダンス】
・収益、上方修正
33.3億ドル~33.8億ドル ⇒ 33.9億ドル~34.2億ドル
・既存店売上高、上方修正
4.0%~5.0% ⇒ 5.5%~6.5%
・調整後EBITDA、上方修正
2億1000万ドル~2億1700万ドル ⇒ 2億1300万ドル~2億2000万ドル
・調整後1株利益、上方修正
0.92ドル~0.97ドル ⇒ 0.94ドル~0.99ドル
これらの数字を見る限りではほぼ完璧な数字ではないでしょうか。インフレの中では一般的に小売業は逆風となるわけですが、これまでも指摘してきた通り同社についてはビジネスモデル上、非常に強い耐性があるようです。
Earnings Callの内容も少しまとめていきましょう。
・既存店売上高は+5.2%と増加し予想を遥かに上回った。第4四半期と比べても取引量が増加している。
・現在、不動産に目を向けており第1四半期は4店舗出店(閉店1店)し、年間で28店舗の増店予定です。
・第1四半期に取引量がプラスに転じ、第2四半期も勢いが増し続けています。消費者はインフレに悩まされており、外食が更に高額になり、ガス価格が記録的な高水準になり、消費者の行動は変化していると考えている。私たちは彼らに大幅な節約を提供していく絶好な立場にあり続けます。
販管費の増加は見られるものの、しっかりとした利益を残せているので全く問題ないのではないかと感じています。
また、米国では記録的なインフレに見舞われており、様々な物の値段が上昇しています。基本的には需要と供給の問題だと考えていますので、永続的にこの状況が続くとも思えませんが、ハードディスカウントストアであるGOにとっては、インフレでの悪影響よりも、より安い物を求める消費者、そして内食需要を取り込んだ成長が出来ているという状況かなと感じます。
日本でもそうですが、エネルギーコストの増加が小売業の収益を非常に圧迫している状況になっていますが、米国でも同様の傾向にあると想定した時に、このコストアップ分をしっかり売上増加で吸収出来ているのは素晴らしいですね。
何より既存店前年比も絶好調なことから、引き続き新規出店を進めていく事を考えると、小売業としては非常に理想的な売上状況であると言えます。
第2四半期も好調のようですから、次回の決算でもそれなりに期待してもよさそうです。アナリスト予想も株価に大きく影響はするものの、継続して売上、利益が成長出来るのか?という視点からいったら、ますます加速度的にこれらの数字は上昇してきそうです。
四半期おきにチェックを行いながら、GOの将来にしっかりと投資を行っていきたいものですね。
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