【22年2Q決算:GDRX】決算〇も叩き売られる展開
めーめーおじさんです。
某インフルエンサー推しの期待されたIPO銘柄だったGDRXですが、今では見るも無残な株価となっています。ペニー株と言われる水準まで株価は暴落してしまったわけですが、第2四半期の決算発表はアナリスト予想を大きく超える結果となりました。
数字を見ていてもここまで叩き売られる必要があるのか?と思う事もありますが、それが市場の評価なのですからそれはそれで株主としては受け入れなければなりません。
個人的には前回決算からの注目の2Q決算だったわけですが、中身を確認する限りは「買い」ではないかと思うわけですが、ここまで落ちてしまうとなかなか勇気が出ないものですね。
さて、とりあえず今回の決算内容について以下に簡単にまとめていきたいと思います。
【2022年第2四半期】
収益:1億9180万ドル(前比+8.6%)予想〇
EPS:0.06ドル(前差▲0.04ドル)予想〇
Prescription Transactions Revenue:1億3440万ドル(前比▲7.2%、前差▲1050万ドル)
Subscription Revenue:2600万ドル(前比+81.8%、前差+1170万ドル)
Pharma Manufacturer Solutions Revenue:2660万ドル(前比+103.1%、前差+1350万ドル)
Other Revenue:490万ドル(前比+14.0%、前差+60万ドル)
セグメント別の売上を見てみると主力の処方箋事業が大きく前年を割り込んでいますが、前回決算の際に言及があった食料品店との取引停止に伴う影響が大きかったようです。また、コロナによるパンデミックによる薬局の利用低下による影響も未だに残っているようです。
次にサブスクリプションの売上については大きく伸長しています。これについては料金体系を「5.99ドル→9.99ドル」「9.99ドル→19.99ドル」と約2倍に値上げした寄与が出ている模様です。こちらの契約も前比+8%の伸長をしており、非常に好調に推移しているような印象です。
製薬メーカー向けソリューションの売上については約2倍に激増しているわけですが、アナリスト向けの説明でもある通り、製薬会社の宣伝広告がデジタルへ移行するとともに引き続き力強く成長するような印象を受けます。
まずは課題であった食料品店との問題も解決したというアナウンスがありましたが、この影響は3Qまで続きそうでガイダンスもそれを織込んだ数値で出しているようですね。大体の影響値として売上の伸長率に対して10%中盤ぐらいの影響値だそうですが…でかいですねw。2Qの処方傾向ではコロナ禍以前の水準に戻ってきているとの事です。
現在業績を牽引しているサブスク事業ですが、値上げを行っても契約数は前比+8%と増えていることから、GDRXの強さの一端が窺えます。次回決算時に、サブスクユーザー数の増減数がGDRXの今後の業績を占う試金石になるのは間違いありません。
依然、処方箋事業については難しい展開が継続しそうですし、これにより通年のガイダンスが出せない程ですから、会社の成長ドライバーになるかどうかと言った感じですね。次回もここが好調なら間違いなく「買い」ではないかと思うのですがどうでしょうか。
株価については決算後に急騰しましたが、地合の悪さにも引っ張られ再度急落。現在は6ドルと最安値水準まで値を落としています。
ここまで売られる必要もないのかなとも思いますが、私の様に大きく含み損を抱えている投資家の最後の売場としてガシガシ投げ売られたんでしょうか?
まあそんな事は正直どうでも良くて、今後のGDRXが現状からどう進捗していくのか?という部分を考えていきたいところです。
先にも述べましたが、主力事業である処方箋事業はまだ展望が描けませんが、新たな成長ドライバーとしてサブスク事業が育成出来れば大きな収益源に育つ可能性があります。
現在、米国は知っての通り歴史的なインフレに襲われているわけで、GDRXのような企業については市場背景としては悪くはない傾向となっています。
米国特有のヘルスケア事情を考慮すれば、ここの伸長が続くようだと大きく別の部分で大きく成長出来る、そんな可能性を感じます。
色々と逆風はありますが、決算資料を見る限り十分な現金(7億3000万ドル)を保有しているわけで、早々潰れる事もなければ十分なキャッシュフローを稼いでいる事も考慮すると、確かにリスクは他の安定大型株に比べると激高ですが、それでも現在の株価水準から買いあがるのならば十分勝負できるのではないかと考えています。
当然私に関しては取得単価40ドル台ですからナンピンすることになりますが、ここから下げようが1株800円程度で買えるわけですから、日々のランチ代程度でナンピン出来る水準が逆に有り難いと考えています。
また、最近話題のインフレ削減法による薬価引き下げの影響についてですが、GDRXのビジネスにはさほど影響は出ない予定です。それについては高額医薬品12品目が対象となるらしく、それによる影響は与えないだろうと会社も語っています。
良いのか悪いのか、GDRXの創業理念に沿う法律とはならなかったようですが、ビジネス環境としては依然ユーザーから支持を受けるだろう背景がありますから、引き続き長期的視点で同社を観察していきたいと思います。
とりあえず爆損中の私のGDRX株ですが、保有継続&余剰金によるナンピンはしていこうと思います。
※前回決算時のまとめ記事です。
【22年1Q決算:GDRX】ガイダンス超絶ミスによりペニー株まっしぐらw
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