【20年4Q決算:ビザ】V世界情勢を反映した決算内容も強烈な稼ぐ力は衰えず

めーめーおじさんです。

保有銘柄のビザ(V)が第4四半期決算並びに通期業績発表を行いました。相変わらず人気銘柄のために既に決算内容を詳報している方もいると思いますので、いつも通り今回も私の主観でざくっとまとめておきます。

まずは基本的な数字の確認ですが、決算資料の1ページ目をペタッと貼り付けておきます。

【第4四半期】
・収益51億ドル(前比▲17%)予想〇
・EPS1.12ドル(前比▲23%)予想〇
・Payments Volume 前比+4%
・Cross-Border Volume 前比▲29%(ヨーロッパ除く前比▲41%)
・Processed Transactions 前比+3%

【通期】
・収益218億4600万ドル(前比▲5%)
・EPS5.04ドル(前比▲7%)
・Payments Volume 前比+2%
・Cross-Border Volume 前比▲16%(ヨーロッパ除く前比▲22%)
・Processed Transactions 前比+2%

と、こんな結果となっています。前回の第3Q決算の数字と比べると、引き続き国際取引関係(旅行など)の数字は回復の目途が立たない一方で、データ処理での収益が伸長しているようです。

これは、コロナの影響で決済手段が現金からカード決済へ移行していることが要因ではないかと考えられます(実際はわかりませんが)。1ページ目にアルフレッドCEOのコメントにもこうあります。

「While our business drivers and financial results were impacted by COVID-19 in 2020, we’ve made significant progress in advancing our growth strategy. Visa drove
the adoption of eCommerce and tap to pay to accelerate cash digitization~(略)」

ざくっとですが、「新型コロナの影響を受けたが、成長戦略を推進するうえでは大きな進歩を遂げた。eコマースへの採用を推進し、現金のデジタル化を加速することに成功した」みたいな事をコメントしています(英訳あってますかねw)。

他のカード会社の決算内容は確認していませんが、アメリカンエクスプレスもマスターカードもビザ同様に旅行関連の支出が減ったことによる業績不振があったようです。ビザも多分に漏れず同じような状況ですが、どうもアナリスト的には減少幅が想定よりも少なく済んだようですね。

そして上記のコメントにもありますが、今回のパンデミックでウォルマートをはじめとする大手流通の決算からわかるようにネット通販が拡大しています。この流れはそうそう変わらないと考えています。そして、そういった時代の流れで恩恵を享受する企業の1つがビザだと考えています。

新型コロナの問題が解決するにはどの程度の期間を要するなど全く分かりません。現在では欧州を中心に再拡大が騒がれ、大規模なロックダウンという判断を行う国々も出てきています。

その間、ビザをはじめとするカード決済大手の現状の厳しい状況から抜け出せない事が予想されます。それはこれまでのような右肩上がりの株価上昇が必ずしも約束されない事を意味します。

しかし、これを機にカード決済が広がる事で、更にその先での更なる盤石な体制を築いている途中であると考えれば、今の株価水準は非常に魅力的に私には映ります。それこそ、パンデミック以前ではもう2度と200ドル以下では買えないと思っていた銘柄だったので、投資を始めて間もない私のような投資家にとってはこの状況は買い増しする絶好のタイミングと言えるのではないでしょうか。

そもそも、赤字垂れ流しでも期待感で買われ爆上げするような銘柄がある一方で、ビザのような凄まじい利益を稼ぐ企業がそういったグロース株より注目されないというのもどうかと思います。

やはり人は短期でお金持ちになりたいのか、今をときめく銘柄に目が行きがちですが、こういった時こそ堅実且つ強烈に稼ぎ続ける企業の株を買い集める好機と考えます。

株主還元とその他まとめ

■株主還元について
第3四半期で自社株買い16億ドルを実施したようです。通期では81億ドルという巨額な自社株買いを実施しています。また、配当金も四半期配当0.3ドル→0.32ドルへ増配を決定しています(増配率+6.7%)。

石油関係の高配当銘柄と違い赤字で増配をするような事はありませんし、且つ昨今の状況から自社株買いを停止している企業が多い中、圧倒的な利益からくるキャッシュで巨額の自社株買いを行うのは流石としか言えません。これだけでもビザの凄さがわかります。

■将来への種蒔き
「On October 27, 2020, Visa announced it signed a definitive agreement to acquire YellowPepper. We believe this acquisition will accelerate the adoption of Visa’s “network of networks” strategy in Latin America and the Caribbean by significantly reducing the time-to-market and cost for issuers and processors associated with accessing innovative and interoperable solutions, regardless of who owns or operates the payment rails.」

要約すると、「YellowPepper」というフィンテック企業を買収しますという内容ですね。ビザのニュースリリースに詳細が書いていましたが、私にはよく理解出来ませんでしたwww

しかし、この買収がラテンアメリカエリアでのビザの事業拡大に有効な手段であったと書いています。これまでも、ビザは様々なフィンテック企業を買収し自社の技術・ネットワークを強化してきた経緯がありますので、今回も良い買収なのかなと思います。

但し、一部の記事で米国の独占禁止法に引っ掛かるとし、当局から待ったがかかっているというの目にしました。この辺はまだ流動的かもしれません。

■Client incentives(クライアントインセンティブ)
いつも気になってチェックしていた数字でした。ここの数字が売上の伸びに対して高い水準でこれまで推移していたのですが、第4四半期では前年並みに落ち着いています。この先もどう推移していくか個人的には見ていきたい部分です(気にしすぎ?)。

ここまでの内容を簡単にまとめると、やはりビザは個別株の投資対象として最優先に考えたい鉄板企業であると再確認出来ました。短期では話題のグロース株に負ける時も多々あるでしょうが、長期で資産形成に励む私のような個人投資家には最適な銘柄ではないかと思います。

※前回決算内容です。

【20年3Q決算:ビザ】V決算から見る世界経済の不透明感

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