【20年4Q決算:RIDE】腹くくると心に決めました

めーめーおじさんです。

何かと話題のRIDE(ローズタウンモーターズ)ですが、3月17日に2020年第4四半期決算を発表しました。ご存知の通り、通常の企業とは違うために売上はなく、こういった部分でアナリスト予想を超えた超えていないを語っても仕方がないので、個人的に重要だなと感じた部分を簡単にまとめていきます(原文はこちらから)。

・2021年9月の生産開始に向けて順調に進んでおり、β車両の準備は3月末までに整う
・β車両は耐久性、衝突、検証、照明テストのためと、最初の顧客にフィードバックしてもらうため送られる車両
・2022年後半の目標にバンの開発も加速させる。2021年夏ごろにデモ車両を発表する予定
・メキシコで開催されるサンフェリペ250(レース)への参加は、当社のユニークで革新的な車両の検証ポイントになる
・9月下旬にエンデュランスの生産を開始する予定

と、こんな感じでしょうか。

CEO発言に対する見解

またこの決算とは別に、スティーブCEOはテレビ上で「予約注文は注文ではないし、注文は出来ない」と発言しています。正直、決算内容よりもショートレポートに対する反応の方が今回は株価へ与える影響は甚大だったと言えます。

ショートレポート後のこの発言はまさにレポートの「注文はない」という内容を事実上認めたような形となります。しかし、個人的には少し捉え方が違っています。

ショートレポートの注文はないという意味は「注文は架空だった」としているのに対し、CEOの発言は「注文はないが予約注文を受ける事で需要予測をしたかった」と捉える事が出来ます。

この違いは非常に大きく、前者は悪意をもっているのに対し、後者はスケジュール通りに生産計画を進めるためには必須だとも言えます。

今回RIDEがとっている予約注文体制は競合他社も行っていることと一緒であり、その辺を理解していなければ「注文がない」という部分だけを切り取って騙されたと感じるかもしれません。

事実、SNS上ではこの発言から損切にはしる投資家さんが多数いるようです。しかし、個人的には大規模な生産設備を稼働するにあたり、需要予測を踏まえて生産計画を立てていくのは普通の事ではないかと考えますので、今回の発言についてはあまりネガティブに捉えていません。むしろ経営者として普通の事を言っているような気がします。

まあショートレポートの後にこういった説明の仕方は勘違いを生むと言うか、もっと上手く説明出来なかったのかよとは思いますがw

また、今後についても全く予断を許さない状況が続くのは間違いありません。なぜならば、決算発表に挙げられたメキシコで開催されるレースでどういう結果が出るのか?車両の品質はどうなんだ?予定通り生産を開始できるのか?そして、そもそも本注文が入ってくるのか?という部分ですね。

途中で株価はまだ一波乱ありそうですが、注文が入らなければ名実ともに投資資金は水の泡となります。そういったリスクを孕む投資対象ということですね。

既存の車メーカーもEVに力を入れ始めていますし、中国勢の勢いも凄まじいものがあります。こういった外的要因のリスクにも当然晒されているわけです。

これらを承知した上で、とりあえず投資してある資金は含み損が大変なことになってはいますが、しばらくは塩漬け放置という選択をしたいと思います。

個人的に1つの決め手になったのは、こういった状況なのにも関わらず、テレビであんな発言をしてしまったCEOに興味が湧いたというのもあります。

だってバカ正直すぎるでしょうwww

まああの対応は変に言い訳せずに、後から考えたら対応としては正解だったのではとも考えられます。主に株主から相当な非難や訴訟リスクを負うわけですから、相当な覚悟で発言していると思います(思いたいw)。

そういう意味では、RIDEを少し警戒しながらも信じてホールドしていこうと決断しました。これだけのリスクを私も負うわけですから、結果RIDEの事業が成功した暁には相応のリターンを得られないと割に合わないですね。

まあ私の得意な我慢大会開催です。耐え忍ぶのは得意な方なので(笑)

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