【新興国】インドネシアへの投資「iシェアーズMSCIインドネシアETF(EIDO)」

めーめーおじさんです。

現在、ほぼ100%米国株へ資金を振り分けているのですが、様々な事を加味して資金の分散を検討しているところです。

米国株が最適解と考えていながらも、それ以外への投資も事前に検討しておき、今後に備えておきたいと考えています。

そこで、今回は新興国への投資を検討していく中で、インドネシアへの投資を検討していきます。

世界最大のイスラム教国で人口世界第4位!!!

まず投資を検討するにあたり、その国の人口動態へ注目していきたいと思います。なぜならば、日本株への投資に躊躇してしまう理由は少子高齢化があり、米国株への投資を行う理由に先進国で人口が増え続けているということがあります。

やはり人口=国力に結びつきやすく、ASEANの中でも人口が最大で今後も生産年齢人口が増え続け、中間所得層の拡大が見込まれるというのがあります。また、実際に現地に駐在している親しい先輩とやりとりをするのですが、現地の雰囲気は経済発展を予感させるような雰囲気だそうです(コロナ以前の話ですw)。という事で、以下にインドネシアの基礎データを簡単にまとめておきます。

【人口】約2億6000万人
【面積】日本の約5倍
【GDP】約1兆ドル ※ASEAN全体の約4割を占める
【宗教】イスラム教(87.2%)
【首都】ジャカルタ

という事で、豊富な天然資源と巨大な消費地という事で、将来を見越した場合には十分に投資をしていくメリットはあるのではないかと考えています。

しかしながら主要産業を見渡しても、正直個別株へのの投資を行うにはなかなか勇気がいります。というか何に投資をしたらいいのかわかりません。それこそグーグル先生に聞いてみるとそれなりに各種おすすめ銘柄は出てくるのですが、長く投資をしていくうえで適切な投資先なのか判断がつきません。

そこでやはり検討していくことになるのは市場全体へ投資が出来るETFとなってきます。

iシェアーズMSCIインドネシアETF

インドネシアへまるごと投資が出来る、且つSBI証券で購入できるETFという条件で探してみました。そして出てきたのが「iシェアーズMSCIインドネシア(EIDO)」です。

こちらは、米国のブラックロックが運用しているETFになります。内容は、インドネシアの株式で構成される指数と同等の投資成果を目指すETFとなります。

こちらに投資をすれば、インドネシアの証券取引所に上場している時価総額9割以上の銘柄に分散投資をする事が出来ます。まさにインドネシア版のVTIといったところでしょうか。

以下に簡単にまとめておきます。

【株価】15.54ドル(20/05/26時点)
【年初来】▲39.45%
【経費率】0.59%
【保有銘柄数】82
【配当利回り】2.7%
【資産構成】
金融(36.33%)、生活必需品(18.36%)、通信(14.94%)、素材(9.79%)、一般消費財・サービス(6.82%)、不動産(3.84%)、エネルギー(3.48%)、資本財(2.56%)、ヘルスケア(2.51%)、公益(0.83%)

コロナショックの影響で大きく株価が下落しており、年初来から▲39%という状況です。過去に遡って見ても、今の株価はかなり低い位置にある事がわかります。

配当利回りも2.7%と意外にあるのですね。組入れ銘柄の上位数社をざくっと見た感じでは、TLKMというインドネシア版NTTが非常に良さそうな感じでした。

さて、今のEIDOの株価が割安かどうかはさておき、過去にないほどの株価になっている事は間違いありません。

ただし、投資をしていくうえでは、新興国ならではのリスクと向き合わなければなりません。

リスクは経常赤字と災害

インドネシアは今後も年率5%経済成長していくと言われていますが、その一方では慢性的な経常赤字となっており、通貨安局面では脆弱な一面をもっています。

また、インドネシアは場所柄様々な地殻プレートが通っており、時折火山噴火や大規模な地震、津波に襲われる災害大国でもあります。

災害に関しては正直人間がどうにか出来る事ではありませんので致し方ないと思いますが、不安定な為替動向は注意を払う必要があります。

結局は米国の金融政策に翻弄されるということですから、「やっぱり米国かよ」っととなるのが何とも言えませんw

将来の成長性にかけて投資をしていくか、こういったリスクを許容できるかどうかが投資家に問われてきますね。少し投資していく分には良いのかなとも思いますので、他の新興国も検討しながら考えていきたいと思います。

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