【新興国】インドネシアETF全売却~国債直接購入~

めーめーおじさんです。

なんだ今更と思われるかもしれませんが、7月27日3面の「新興国、国債発行倍増へ」という記事の中でインドネシア中銀の話が載っていました。

インドネシア中銀は市場での購入に加え、政府から国債を直接買う直接購入にも乗り出した。通常は「禁じ手」とされ、緊急事態に限った制度改正で解禁された。中銀は購入する国債の利息を事実上、返上するなど、一段の財政支援に動く。
※7/27日経新聞3面

この報道を受けてネット上で色々と調べたのですが、3月末には中銀の国債の直接購入を認めていたようです。ここ1カ月で約6%の通貨安に傾いているようですが、そこまで極端に大きく下落しているという印象はありません。

これはコロナ対策という一時的な政策になることも発表しており、現在はメリットの方が勝っているためだと考えられます。

しかし、流石の日銀でさえ「国債の市中消化の原則」に則って原則禁止とされるような手法であることから、個人的にはメリット以上のデメリットを感じています。

どこの世界も政治家は目先の利益に捉われがちであり、インドネシア中銀の政策があくまで時限的措置だとしても、それが規律なく継続・拡大していく可能性を否定できないからです。

新興国、とりわけ私はインドネシアの将来に希望を感じ投資を決めたわけですが、自分のリスク許容を遥かに上回る出来事が起きる可能性が否定できない以上、投資資金を一旦回収するという決断に至りました。

損益について

売却銘柄:EIDO(iシェアーズMSCIインドネシアETF)
約定価格:19.16ドル
購入価格:18.64ドル
口数:11株
利益率:2.8%(税金考慮せず)

幸い含み益が乗っかっている状態で売却する事が出来ました。総額でたった200ドル程度の投資だったわけですから、増えようが減ろうが大勢に影響はなかったのですがw

しかし、本来は米国株への集中投資となっている状況を変えようと思い投資を始めたわけです。本来であれば株価が低調なうちに買い進めて将来に備えるべきだとも考えましたが、最近の世界情勢を考えると新興国に強気になれる材料がなく、同じく株価が軟調な展開となっている米国大型株への投資、例えばコカ・コーラのような銘柄へ投資を継続して行った方が、良い結果が得られるのではないかと判断しました。

現在、短期投資目的で保有しているHMY以外はほぼ全て米国株となりますので、将来的には投資をする“国”を分散していきたいと考えますが、あまりあせらず現在保有している銘柄への投資を継続していきたいと思います。

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