【延期!?】米国大統領選挙とヘルスケア業界への逆風

めーめーおじさんです。

Yahooニュースを見ていたら、トランプ大統領が米国大統領選挙を延期提案しているという記事が配信されていました。どんなこっちゃと思い、実際にトランプ大統領のツイッターで確認してみました。

郵便投票(不在者投票ではない。不在者投票は大丈夫)により2020年の選挙は歴史上で最も不正確で不正なものになる。それは米国にとって大きな恥となる。人々が適切、確実、安全に投票出来るまで選挙を延期してはどうだろうか?

現在トランプ氏は民主党候補のバイデン氏に対して非常に苦戦している状況がありますが、そういった事情もあるのでしょうか?

とりあえずトランプ氏が危惧する郵便投票とはなんだろうと調べてみましたが、ワシントン州をはじめ、いくつかの州は投票日2週間前に投票用紙が自分の住所宛てに送られてきて、それを記入して返送するか、当日投票箱に投函するかを選択できるらしいですね。

考え得る問題点の1つに、不正が出来るのではないかというのがありますが、組織だって投票用紙を買い集めたりしたとしても、投票結果に大きく影響を及ぼすとなると相当な規模で動かなければならず、すぐ不正がばれてしまいそうなものですがどうなんでしょうか。

完全に不正を無くすことはできなさそうなので、そういった意味では公正ではないと言われればその通りですね。

しかし、大量の人が集まる投票所において、安全面を考える場合には郵便投票もありなのではないかと思いますが、結局他国のことなので上手くやってくれとしか言えません。

ちなみに、本当に大統領選挙を延期出来るかどうかについては、大統領にはその権限はないようで、議会のみが有している事情から延期となる可能性は極めて小さいでしょう(下院は民主党が多数)。

米国大統領選挙の恒例行事「ヘルスケア」への逆風

大統領選挙が延期になろうがどうなろうが正直どうでもいいのですが、それより重要なツイートをトランプ氏がしていましたw

薬価をもう間もなく大幅に引き下げます。ビッグファーマ(製薬会社)は、薬価を下げると利益が減るので、私に対して狂ったように広告を出しています。偽の広告を見たら薬価を引き下げることを考えます。

訳はこんな感じでしょうか。とりあえず支持率を上げるために必死ですねwもともと米国は医療制度に問題を抱えており、大統領選挙の際にはそこが必ず争点になってきました。

※過去記事で簡単に解説しています。

【大統領選】ヘルスケアセクターの憂鬱

私が保有しているRPRX(ロイヤリティファーマ)については、まさにこういった事が現実となると打撃を受けそうな企業の1つではありますが、IPO後の株価は低迷しています。

47.5ドルで買付しましたが、直近で42ドルまで下がり約▲10%の含み損となっています。特に会社自体にネガティブニュースが出ているわけではないので、市況が悪いと言うのもあるのでしょうが、こういった大統領選挙前のこういった要人発言も影響しているのでしょうか。

個人的にはRPRXのビジネスモデルが非常に優れており、長期投資に適していると判断してポートフォリオに迎え入れたわけですが、こういった事で一喜一憂したくないという方は、ヘルスケアセクターETF「VHT」への投資を検討してみてはどうでしょうか。

ヘルスケア個別銘柄は結構上下に振れるので、気にする方は気にすると思います。その点ではVHTであれば安心して持てる印象があります(私も実際に保有しています)。

保有銘柄の中ではいち早くコロナショックから立ち直ってくれました。こちらの銘柄はどんな事があろうとも永久保有を決めていますので、大統領選挙前のこういった逆風を上手く捉えたいものですね。

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