【AT&T】3ヵ年計画発表と第3四半期決算発表

こんにちは。めーめーおじさんです。

28日にAT&Tが第3四半期決算と3カ年計画を発表しました。これを受けて現時点(10/28、23:23)で4%以上の株価上昇を見せています。

同社株は非常に人気がありますので、詳しい業績分析はトップブロガーの方々にお任せして、私は簡単にまとめたいと思います。

・EPS0.94ドル(アナリスト予想0.93ドル、前年0.90ドル)

・連結売上高445億9000万ドル(アナリスト予想450ドル、前年457億4000万ドル)

・フリーCF62億ドル

まずまずの結果なのではないでしょうか。売上は減っているものの、EPSは伸長しましたしやはり圧倒的な稼ぐ力は流石というべきではないでしょうか。実際のニュースリリースはこちらから確認できます。

また、今回は今後3年間の財務ガイダンスを発表しています。そちらも簡単にまとめます。

・EPSを2022年までに4.50ドルから4.80ドルする。

・利益率35%を目標にする

・フリーCFを300億ドル→320億ドルにする

・配当性向を50%未満で緩やかに配当を増加する

・タイムワーナー買収に伴う負債を全額返済する

とありますね。今回一番注目したい部分は巨額の借金を返済すると表明したことだと思います。これはやはり、物言う株主として32億ドルのAT&T株を保有するエリオット・マネジメントが大きく影響していることは間違いありません。

10月9日にニュースリリースされましたが、米自治領のプエルトリコと米領バージン諸島で展開する通信事業を19億5000万ドルで売却をしましたが、エリオット・マネジメントは同社の積極的な買収戦略を改める様に要求をしていました。

こういった流れからの今回発表された計画ですから本気度が伝わってきます。私個人の考えで恐縮ですが、身の丈に合わない多角化経営をしている企業は残念ながら投資対象とはなりません。

AT&Tは素晴らしい会社であり、5%を超える高配当が魅力でありますので常にチェックはしていましたが、本業よりも違う方向に力を入れている印象があり、更にそれが経営の足かせになっているような現状では長期投資の対象ではありませんでした。

あくまでワイドモートは本業で築かれているものであり、それ以外は激しい競争に晒されます。依然動画配信サービスでは苦戦しているようですが、携帯電話契約者数は10万人増加しており、本業はまだまだしっかり経営しています。これから本業に注力し稼ぐ力をしっかり付け、株主に還元する姿勢をしっかり示せればエリオット・マネジメントがいう株価60ドルまで本当に上昇するかもしれませんね。

30ドル近辺で買われた方はほくほくですね。この良い流れは続くような気がしますので、これからでもインしたくなる状況ですね。米国株は魅力的な個別株がありすぎて目移りして困りますね。我慢です。

ルールではないですが私の投資信条

私が保有する個別株の企業は全て本業に集中している企業ばかりです。そして築き上げたワイドモートでしっかり稼いで成長する、そんな企業を選んでいるつもりです(MOはちょっと違いますが…)。

これまでのAT&Tは本業が行き詰ったから多角化していったわけですが、大した相乗効果も出せず燻っていたわけです。単純な配当利回りだけで見れば買いなのですが、何年も保有するには不安の方が大きかったです。

極端な例では、バブル期の日本企業は無謀な多角化をした挙句、ボロボロになっていった企業が沢山あったわけで、本業に集中出来ない会社は信用に値しないと考えているからです。少しでも不安を感じたら投資をしない、長期保有をするために少しでも精神的負担を除くのが一番と考えます。

今回AT&Tは株価が大幅に上昇しておりこれからインしたら底でないことを気にする方もいるかもしれませんが、不安が取り除かれある程度上昇した局面で購入するのが一番良いような気がします。

本当にこれは私の個人の考えなので、投資は自己責任でお願いします…。

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