【21年1Q決算:コーピン】売上+48%の高伸長!!!防衛関連が好調で軍民転換期待
めーめーおじさんです。
数あるスマートグラス関連銘柄ですが、私はKOPN(コーピン)への投資を行っています。以前も一度保有していたことがありましたが、一旦利確してから再参入しているという状況です。
レンジ相場が続いていたので下値と見ていた8ドルで入り直したわけですが、全然底が見えないぐらい下落していて早速吐きそうになっていますwww
よくよくチャートを見ると、50日移動平均線を下抜けて、このまま200日移動線の4ドル台まで落ちていきそうな感じに見えます(´;ω;`)
本当に私が投資するタイミングというのはダメですね。まあこのところは地合が悪いのもありますが、この辺は全く言い訳できないところです。
とまあ、こんな感じで早速大きな含み損を抱えているわけですが、先日発表された2021年第1四半期決算の内容は比較的堅調な内容で終了したのではないでしょうか。
【第1四半期】
・収益1168万ドル(前比+48%)予想〇
・EPS▲0.05ドル(前差▲0.01ドル)
となっていますが、これらはGAAPの数字であり、EPSについてはnon-GAAPもさらっと記載があったのでそちらも記載しておきます。
・EPS▲0.02ドル(前差+0.02ドル)予想〇 ※アナリスト予想一致
一応、米国版Yahooではnon-GAAPで数字が出ていたのでそれに合わせました。またセグメント別の売上状況です。
・Defense 500万ドル(+42.9%)
・Industrial/Enterprise 200万ドル(▲9.1%)
・Consumer 50万ドル(+150%)
・R&D 360万ドル(+80%)
・License and Royalties 60万ドル
という感じで、防衛関連の売上が売上構成比43%を占めるような状況ですが、こちらの伸長率が非常に高いですね。
ジョンCEO曰く、「米国の国防生産プログラムによる資金提供を受けた開発プログラムによる成長」と言っています。10を超えるプログラムがあるようですが、そのうちのいくつかは2年内に収益に貢献しない可能性があると語っています。また、これらに関する発表を数カ月以内にいくつか発表すると言っています。
現在の防衛関連の売上は照準器とF-35戦闘機に関する内容のようですが、今後数年間は売上の中核を担うと予想しているようです。
更に、今後の製品について一例を語っていますが、水中ダイバー向けのディスプレイを開発中であり、深度・潜水時間・コンパス・通気ガスレベルなどの潜水情報を載せることが出来る様です。
収益面についてもリチャードCFOが解説していました。
「2021年第1四半期の粗利益率は15%で、前年同期は5%だった。理由は大量生産による生産効率向上によるもの」
との事です。そして、今後の不安定要因としては、最近の半導体不足を挙げており、今回は重大な影響はなかったが、引き続きこの環境に注意していくと言っています。
また、ジョンCEOが語っていた内容で最も刺激的な内容は以下の内容ですかね。
Very good question, Glenn. I mean, I’ve been preparing this trilogy webinar. And as I prepare for, and I was to say that the opportunity is actually bigger than initially thought, I knew is going to be a good opportunity. Now, I’m almost thinking it could be turned out to be bigger than even a cellphone business.
So it could be a $1 trillion business in 15 years. Well, I will talk about that. The first – the second and third, especially the third one, we’re talking about the future, which allowed to speculate, that’s going to be very interesting seminar. I remember that the last seminar we have about 30 minutes of Q&A.
要約すると、「(アナリストのAR・VRについての質問を受けて)携帯電話事業より大きくなる可能性があると考えている。15年間で1兆ドルのビジネスになる可能性がある」と言っていますね。
現在、ビュージックスをはじめとする製造メーカーがスマートグラスを売り出していますが、近い将来コンシューマ向けの製品が普及するのに伴い、携帯電話のように大きな市場を形成するのではないかという期待感を感じます。
実際に、年々スマートグラスの市場規模は拡大しているようですから、何年後かはわかりませんが、スマートグラスの中核部分を生産するKOPNには期待したいところです。
セグメント別の売上でもコンシューマ向けの売上はまだボリュームは小さいものの、伸長率では+150%という数字を叩き出していますから、将来的にはこちらが売上の中核を担う事も想定されるかもしれません。
特にコンシューマ向けの製品に関しては、「小さく・薄く・軽量・ファッショナブル」でなければいけないとも言っています。
現在、私たちが使っている様々な物・サービスは、もともとは軍事関連技術から民生用に転用されていったものが多いですが、F-35戦闘機に採用されるような技術を持つKOPNですから、こういった技術を民生用にどんどん落とし込んでいった場合、競合他社より優位なポジションを形成出来る可能性があります。
こういった部分に着目して私は投資をしているわけです。
今後の展望
現在の株式市場は特に小型株への風当たりが強く、今後厳しい株価が続く可能性があります。しかし、スマートグラスの市場規模は今後爆発的に伸びていく事が考えられますので、それに組み込まれるマイクロディスプレイを生産しているKOPNはその恩恵をフルに受けれるのではと考えています。
特に昨今のスマホを見ていても、デバイス機器はコモディティ化しやすく、最終的にiPhoneのような圧倒的なブランドを築き上げるか、中華製スマホのようにコスパに優れるかで大きく道が分かれてきます。
しかし、デバイスに使われる部品(半導体など)はそれぞれのデバイスで使われる可能性があり、今後スマートグラスはビッグテックを始めとした様々な企業が参入してくる一方で、それに組み込まれるであろう重要部品を生産しているメーカーに投資をしていた方が、長い目で見た時には大きなリターンを得られそうな気がします。
そこには日本が誇るソニーという巨人がいますが、純粋なマイクロディスプレイ機器メーカーとしてKOPNには私は期待しているわけです。
そのKOPNですが、実はファブレスメーカーなんですね。これまた日本を代表する企業では任天堂やキーエンス、世界企業ではアップルがそれに該当します。
KOPNもファブレス企業としてのメリットを存分に享受しているのでしょうが、生産委託先が中国企業なんですよねw
ある意味では中国市場という巨大市場に食い込んでいるとも言えますが、米中対立が激しくなる中で、F-35に使われるよな製品を作っているKOPNはこのままで大丈夫なのか?という部分が非常に気になる部分ではあります。
メリットデメリットが表裏一体なわけですから、そこをどう捉えるかで投資判断が投資家によって別れるところになるのですかね。
まあ私はKOPNという会社に可能性を感じますので、引き続き投資を継続していきます。
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