【中国】米中貿易摩擦と米ソ冷戦を重ねてみる

めーめーおじさんです。

12月2日に発表された中国のPMI(製造業購買担当者景気指数)ですが、予想51.4に対して51.8と高水準な数値となりました。前月51.7も上回る結果となり、5カ月連続で予想・前月を超える結果となりました。

日経平均も23529円(+235円)と反発しました。これは最近の為替が円安に振れているのと、上記のように中国の予想外に好調な経済指標を受けて、輸出関連株が買われたことが理由となります。

直近6カ月のリターンを見ると、S&P500よりもパフォーマンスが良くなっていますね。2018年頃から始まった米中貿易摩擦ですが、ここまでガチンコで世界唯一の超大国アメリカとやり合いながらここまでだと、長期戦は覚悟しなければいけません。

また、先日法案が成立した香港人権法案への対抗措置として、香港への米軍艦艇などの寄港するのを拒否すると発表しました。しかし、これまでも同様の措置をしてきた事から、米国へある程度配慮した形となっています。

米ソ冷戦を簡単に振り返ってみる

2018年各国のGDPランキングになります。かつて米国と対立したロシアは12位と、米国の1割にも満たない規模となっています。中国に関しては6~7割といったところでしょうか。

世界シェアにすると米国が約25%で中国が約15%前後といったところです。これが米ソ冷戦真っ只中の1970年代では、米国が約31%、ソ連が約13%の世界シェアとなっています。

米ソ冷戦が始まったとされるのは1945年に行われたヤルタ会談ですが、1989年のマルタ会談の44年間続いたことになります。

当時は資本主義・自由主義の西側陣営と、共産主義・社会主義の東側陣営にわかれて対立していたわけですが、世界のGDP世界1位と2位が各陣営の盟主となり対立していたわけです。

今回の米中貿易摩擦に関しては、米中が2国が鍔迫り合いを行い回りが振り回される構図となっていますが、当時と違うのはグローバル化が進んだのと、圧倒的な中国市場があるということでしょうか。

世界は繋がっているので、中国が風邪を引けば周辺への影響も図り知れません。個人的には膨張を続ける中国がこれ以上大きくなることに脅威を感じますが、米ソ冷戦が上記の経済規模で44年間続いたことを考えると、それ以上に長い戦いになりそうですね。

なんだかこうやってブログを書いている途中にも果てしなくなってきました。今から44年後なんて自分は80歳手前ですよ。生きているかも分かりません。

そんなだから結局米中貿易摩擦の行方に一喜一憂しても仕方がないという気持ちが大きくなってきました。そもそも米ソ冷戦時代も米国株式市場は成長を続けてきたわけですから、つべこべ言わずS&P500に投資しとけばいいんだなという雑な感じで自分の中で納得しました。

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