【世界情勢悪化】米消費者物価総合指数は米経済の力強さを示している?金融セクターは冬の時代到来?

こんにちは。めーめーおじさんです。

7月の米消費者物価総合指数が発表されました。前月比+0.3%(予想+0.3%)、前年比+1.8%(予想+1.7%)、消費者物価コア指数は前月比+0.3%(予想+0.2%)、前年比+2.2%(予想+2.1%)とそれぞれ予想・前月・前年を上回ってきました。

世界情勢が最近更に悪化していく中で、米国経済は指標だけ見るとまだまだ力強さを感じます。

しかし私はあまり楽観視はしていません。8月12日には中国汽車工業会が発表した新車販売台数が前年同月比4.3%減の181万台と13カ月連続のマイナスとなりました。米中貿易摩擦を受けた経済減速と消費者の購買意欲の落ち込みが原因となっています。

また、南米アルゼンチンでは8月11日に行われた大統領予備選挙で現職のマクリ氏がポピュリスト政策を掲げる野党候補に大差をつけ敗れました。これを受けて市場はすぐ反応し、債券・株式・通貨のトリプル安となり、短期債利回りは35%に上昇しました。アルゼンチンは過去8回もデフォルトしており、今後同国は経済的に非常に不安定なっていくでしょう。

現在、これまでにない程に世界情勢が不安定になってきています。

・米中貿易摩擦

・イラン核問題

・朝鮮半島問題(日韓貿易摩擦含む)

・香港デモ

・英国EU離脱問題

・インド、パキスタン カシミール問題etc

これに世界経済の減速が重なり、世界の金融当局は利下げに動いています。このような状況の中で私が注視しているのは金融セクターとなります。

日本においては日銀によるマイナス金利政策により銀行の収益を悪化させています。特に地方の体力がない銀行については今後生き残れないとまで言われています。世界的にも金利低下による収益悪化は避けられず、どこかの国で金融危機が勃発した場合は特に影響が大きく出ると考えられるからです。

バンガード金融セクターETFである「VFH」ですが、代表的なETF「VTI」にアンダーパフォームしています。逆に世界的なリスクを受けて金価格が上昇していますが、代表的なETF「GLD」はアウトパフォームしています。

今後政治・地政学的リスクに絡んだ金融危機が起きた場合は並み以下の投資家である私にはそれを見通す事は容易ではありません。こういった局面ではどんな事が起ころうともホールド出来るインデックス・個別株を保有する事が大事だと思います。

また仮に万が一が起きた場合、特に下げ幅が大きくなるだろう金融セクターの優良株を仕込む絶好の買場になる可能性がありますので、機動的に動かせるキャッシュは厚めに用意しておきます。

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