【銃乱射事件】銃規制と株価への影響
こんにちは。めーめーおじさんです。
8月4日に米中東部オハイオ州で銃乱射事件がありました。その前にもテキサス州エルパソでも銃乱射事件がありました。今回の件を受けてトランプ大統領はゲームなどによる暴力的な描写が事件の背景にあると発言したことからエレクトロニック・アーツ(EA)等のゲーム関連銘柄が影響を受けたそうです。
逆に銃器関連銘柄は上昇しました。大手銃器メーカーのアメリカン・アウトドア・ブランズ(旧S&W)は一時7.5%の上昇をしました。これは銃器販売の規制強化により入手が困難になるとの思惑が働いたためです。
米国では過去多くの悲惨な銃乱射事件が起きていますが、その都度銃器関連銘柄は株価を上昇させています。2017年10月1日に米国史上最悪の銃乱射事件と言われるラスベガス銃乱射事件ですが、その時もアメリカン・アウトドア・ブランズの株価は3%上昇しました。
株価が上昇する理由として、こういった事件が起きると銃保有者が規制強化を恐れ武器・弾薬を買い込んだり、一部の市民が自己防衛で拳銃を購入するため売上が上昇するからだそうです。
銃規制に積極的だったオバマ大統領が政権を担っていた期間は2009年1月20日~2017年1月20日までの8年間ですが、その間AOBC株価は09年1月23日時点2.31ドル、17年1月13日時点で20.6ドルと約10倍まで上昇しています。これは銃器関連銘柄が規制強化されるのではないかという購入者の不安心理から売上を伸ばす、極めて政治的リスクの高い銘柄だと言えます。
現大統領のトランプ大統領は銃規制については前向きではありませんし、共和党は全米ライフル協会とズブズブな関係ですので、少なくとも2020年11月3日までは株価は上昇する見込みはないだろうと言えます。
こういった銘柄への投資については賛否あるかもしれませんが、単純に利益を狙っていくのであれば銃規制に積極的な大統領が誕生した時が買い時と言えると思います。
余談ですがウォルマートは今回の事件を受けて暴力的な内容を含むゲームや映画の店内での宣伝を中止しているようです。しかし、銃器の販売は止めないとの事です。
この辺の感覚はいまいち私には理解出来ませんが本筋とは関係ありませんので触れないでおきます。
※ウォルマートの今後に注目しています。
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