【通貨の在り方②】フェイスブックに続いてウォルマート?米国企業は規模が違いすぎる件

こんにちは。めーめーおじさんです。

前回触れたリブラですが、小売業の巨人「ウォルマート」も独自の仮想通貨を開発しているというニュースが8/2に出ていました。

それによると法定通貨に価格ペッグさせたデジタル通貨に関する特許を米特許商標庁へ申請しているとの事です。この仮想通貨は食品や小売店での支払いに利用でき、現金化も簡単に出来る事を想定しています。

もともとウォルマートについては生鮮品のトレーサビリティでブロックチェーン技術を活用した取組を進めていました。恐らくこれらの技術の延長線上に独自の仮想通貨という考え(技術的裏付け)が出てきたのでしょうか。

ウォルマートは小売業の中で圧倒的な売上を誇る巨人ですが、米国の小売売上上位企業は以下になります。

1位:ウォルマート(500,343)

2位:コストコ(129,025)

3位:クローガー(118,982)

4位:アマゾン(118,573)

5位:ホームデポ(100,904)  ※単位100万ドル

これまでアマゾンに代表されるネット通販に押され業績が振るいませんでしたが、それでも売上規模だけで見るとアマゾンの約4倍も差があります。直近の四半期決算でも既存店売上が前年同期+3.4%と好調になっています。

株価も好調で直近でも最高値付近をウロウロしています。EC事業が売上を牽引しており同カテゴリーで前比37%の増加をしたようです。色々と調べているとオムニチャネルを推進しているようです。

さてここで独自の仮想通貨の登場です。売上規模が日本円で約50兆円という途方もない規模となっており、独自仮想通貨を使用することで顧客の囲い込みを更に加速させるつもりなのでしょう。これが実現するとウォルマートにとっては大きな果実をもたらすことになるでしょう。あとはいかに顧客に対して既存通貨よりも優位性を持たせられるかというところになります。

リブラと違うのは世界各国の当局の反応があまりないところです(私が気づいてないだけかもしれませんが)。

※リブラ:既存通貨の代替えになる可能性がある

※ウォルマート仮想通貨:顧客の囲い込み

この辺はリブラとは違う意味を持たせているところが大きいと思います。今後紆余曲折があるでしょうし実際どうなるかはわかりません。しかしわざわざ独自でこういった動きが出来るのは他社にはない圧倒的な規模があってこそだと思います。

これまでウォルマートはネット通販に押されてきたわけですが、ここにきてアマゾンが137億ドルで小売大手ホールフーズを買収しました。こちらもリアル店舗を持つことでオムニチャネルを推進していくのと、ネット通販ではどうしても難しいカテゴリーになる食品事業の強化が目的になってきます。結局米国を代表する世界的な企業2社を見ていると進んでいる方向が同じのように思えてきました。

そうなってくると独自通貨というのは競合との差別化としては良い手ではないかと思います。またこれらの事から、少なくともたった数年では既存通貨に代わる仮想通貨は現れてこないで、自社の商圏を強固にする手段として使われていくのではないかと感じます。

最後に、私も似たような業界で働いているので思うのですが、小売業界の中でも食品カテゴリー、特に生鮮品についてはすぐどうにか出来るというようなカテゴリーではありません。そこでアマゾンがホールフーズを買収する事でノウハウや時間を買ったのだと思います。しかし、小売業界(リアル店舗)は規模の大きさが仕入れや価格に反映してきます。これまで長年リアル店舗で圧倒的存在感を放っているウォルマートにどこまで太刀打ちできるのか興味があります。個人的にはウォルマートの更なるEC事業の強化によりアマゾンへの逆襲が始まるのではと内心期待している部分があります。

ちなみに私自身は米国へ会社から研修で行かせてもらいましたが、その時にトレーダー・ジョーズのエコバックとスタバ1号店で買ったタンブラーを愛用しています。

 

※仮想通貨は大きな可能性を秘めていますがハードルは高いです。

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