【通貨の在り方】仮想通貨(暗号資産)、キャッシュレス社会、やっぱり「VISA」は最強なのか?
こんにちは。めーめーおじさんです。
8月2日にビットコイン創設者サトシ・ナカモトを自称するクレイグ・ライト氏がブログを更新しました。その内容を要約すると、「ビットコインは検閲不可能で無政府主義者のためのもではないし、検閲出来ないブロックチェーンはない」と記事に書きました。
ここで重要なのは、私はあくまで株式への投資を通じた資産形成を行っていますので、ビットコインの相場が今後どうなっていくか?それによってどう儲けていくか?という部分は全く興味がありません。今後の暗号資産がどのように経済に影響を及ぼし株式市場へ影響を与えていくのか?が大事であり、検閲できるできないを語るつもりはありません。
しかし昨今大きな話題をさらったフェイスブックによるリブラの動向には注視しています。6月にリブラの公表をしてから2020年上旬には発売していきたい意向も伝わってきていますが、特に注目すべきはビザやマスターカードのような世界的な大企業が参画すると報道されたからです。
リブラに大きな可能性を感じるのはビットコインと違って「ステーブルコイン」といってボラタリティが低いのが特徴な暗号資産というところです。ビットコインの最大の弱点だと思っているのはボラタリティが大きいという部分です。政情・自国通貨が不安定な地域の資金の受け皿になっている部分がビットコインにはあると思いますが、ボラタリティが大きすぎて投機の対象となり本来の役割である通貨としての価値が感じられないからです。何事もそうですが本質から外れてしまうと長続きしないと考えていますので、その辺を克服した上でフェイスブックのような巨大なユーザーを抱えた世界的大企業が暗号資産を発行出来るならば大きな投資チャンスが生まれると考えています。そこにビザなどの企業が参加してくるならば俄然信頼感も高まってきます。
また話は少しそれますが、世界的にキャッシュレス化が進んでおり、今後もその流れは変わらないと言われていますし私自身もそう思います。
日本についても遅れていますがキャッシュレス社会に向けて年々市場規模も拡大していっています。このようにもしリブラのような暗号資産がビザやマスターカードの決済システムを使用し決済できるようになるならば、既存の通貨システムを破壊するほどの威力が出てくると考えます。これまで新興国・途上国の受け皿になってきた暗号資産が先進国まで浸食するわけですからその影響力はもの凄いものがあります。
さて、それでは我々投資家はこのような状況でどのように立ち回らなければいけないのか?ということです。それについてリブラのような暗号資産が実現した時に最大の受益者は誰になるのか?という事です。
私はこの時に最大の恩恵を受けるのはカード会社(ビザ、マスターカード)だと考えます。当然現実になった場合には一番利益を享受するのはフェイスブックだと思います。しかし、7月の米議会上院議会議員により厳しいヒアリングがあり、世界各国の金融当局からも良い反応が無い中で現実化するには非常に困難が伴います。こういったリスクを引き受けているのはフェイスブックです。
更にビザのCEO兼取締役会長アルフレッド・F・ケリー氏によると、「リブラに参加するために法的拘束力のない意向表明書に著名した。関心を示した企業のうちの1つだが正式には加盟していない」と発言しました。また「リブラ協会が必要な規制要件を満たすことが出来る点」を正式に参画するには必要と発言しました。
どんなにリブラが素晴らしくとも大手カード会社のシステムがないと暗号資産としての価値を最大限高められないことを考えると、何もしなくとも勝馬に乗れるビザやマスターカードへの投資を進めた方が合理的だと思います。
私が保有しているビザですが、最近の世界的な下落相場の中で値を落としていますが、リスクを最小限に抑え利益を最大化できるこの企業の凄さがだと思います。リブラがだめになってももともと影響はありませんし、現実化するようなら株価上昇要因にもなってくるので、長期的にみてこちらの銘柄はコツコツ積立投資をしていきます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません