【23年1Q決算:ビザ】無難で安定した決算で良い感じ

めーめーおじさんです。

1月26日に2023年第1四半期決算の発表を行いました。既に結構な時間も経っていますので他の米国株ブロガーさんが取り上げているとは思いますが、私についても保有割合5位の銘柄になりますので、備忘録の意味でも記事に残しておきます。

さて、早速ですが結果を下記に簡単にまとめていきます。

【第1四半期】
・収益79億3600万ドル(前比+12%)予想〇
・EPS2.18ドル(前比+21%)予想〇
・Payments Volume 前比+7%
・Cross-Border Volume 前比+31%(ヨーロッパ除く前比+51%)
・Processed Transactions 前比+10%

Alfred F. Kelly, Jr., Chairman and
Chief Executive Officer, Visa Inc.,
commented on the results:

“In our fiscal first quarter of 2023, Visa
grew net revenues 12% year over year
as we saw stable payments volume
and processed transaction growth and
a continued cross-border travel
recovery. We had 8% growth in GAAP
EPS, 21% growth in non-GAAP EPS
and returned $4 billion to shareholders.
I continue to see a bright future for
Visa and believe that we have the right
strategy to invest in and capitalize on
the opportunities ahead across
consumer payments, new flows and
value added services. On February 1,
Ryan McInerney will become CEO of
Visa and I will assume the role of
Executive Chairman. I am confident
Ryan will lead Visa to new heights and
I am grateful to all of our 26,500
employees who continue to position
Visa at the center of money movement
in increasingly innovative ways."

アルフレッド会長のコメントそのまま載せました。単純な数字、そしてこのコメントからもう素晴らしいというか、王者の風格すら感じられます。ため息が出ますね。

ここのコメントにある通り、自社株買いや配当で40億ドルもの株主還元策を実施してくれています。最近ではメタ・プラットフォームズが400億ドルの自社株買を発表し株価が爆裂したことは記憶に新しいと思います。

しかし、ビザという会社は四半期ごとに40億ドル規模の株主還元を継続して行っていますね。どちらが株主にとって良いのか?という部分についてはそれぞれの考えがあると思いますが、長期保有を前提にするならば、景気の浮き沈みに関係なく還元策を打ち出してくる方が私は好きですね。

それも今回についても純利益率は50%超えですし圧倒的なフリーキャッシュフローが成せる事なのだと思います。

プレゼンテーション資料を見ていても、昨年までの+20%を超える売上伸長率は見られないですが、知っての通りコロナ禍においてカード会社は業績が低迷していたわけで、必然的に対前年比で見た時には数字が大きくなるように見えるのは当然のことでありますので、これまで同様に中位安定飛行に戻ってきただけ、という状況になりつつあるのかなと感じます。

これもあくまで結果論ではありますが、コロナショックで株価は148ドルまで急落。現在の株価は230ドルですから、底で拾えていたらこの3年間で+55%のリターンを得られていた計算になります。

底で拾う事は困難を極めますが、私のビザ取得単価は179ドルですから、かなりのお宝ポジションとなっています。配当も+20%増配していますし、本当にビジネスモデル含め文句のつけようがありません。

本当はもっと買い増して保有割合を上げた方が良いんでしょうが、現在GAFAMを中心としたIT大手がバイデン政権に攻撃されているところを見ると、唯一の懸念事項として挙げられる米司法省によるトラスト法でしょうか。

これまでも何度か話題に出てきていますが、こういったリスクがどのタイミングで顕在化してくるかわかりませんから、最大でも10%ぐらいの比率で抑えるべきかなとも考えています。

それとどうもこの銘柄退屈なんですよねwそれって褒め言葉なんですが、どうもだめなんですねwww本当はこういった銘柄をしっかり保有した方が儲かるんでしょうけど(;’∀’)

話は戻りますが、ビザの数字を見る限りは米国経済はまだまだ強いのかなという印象を受けます。やはり米国経済は個人消費がメインになりますから、急激にここから悪化するという感じは受けないですね。

まあ素人が見た感想ですからどうだって話ではありますが、まだまだ経済は強いという感じであれば、インフレを抑えるためにパウエルさんは利上げをまだまだ止めないでしょうね。

となると、今年のどこかでドカドカっと米国株式市場が冷え込むタイミングが出てくると思うんですよね。1月の好調な株式市場の状況を見るに、ちょっと楽観的になっていやしないか不安になるところです。

それでも私に出来る事は落ちたら恐る恐る拾う、継続して投資を少額でも市場に投入する、気絶しながら嵐が過ぎ去るのを耐え忍ぶぐらいしかできませんがw

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