【MNST】モンスタービバレッジ力強い決算内容

めーめーおじさんです。

ここ数年で市場が急拡大したエナジードリンク市場ですが、間違いなく市場を牽引しているのが「モンスター」という商品です。レッドブルと市場を二分しており、飲料メーカー各社がこぞって同市場へ新製品を投入していますが、高いブランド力を誇る2強を崩せるほどの商品はまだ出てきていません。

また、私は同社株式を保有しているわけではないのですが、同社の大株主はコカ・コーラで10数%の株式を保有しているわけです。KO株のホルダーとして、同社の動向も確認しておく必要があるかなと思い、決算内容を簡単に確認したわけです。

5月7日に同社は2020年第1四半期決算を発表したのですが、パンデミックにより大きく影響を受ける会社が多い中で、MNSTは力強い決算を発表したようです。

EPS:0.52ドル(予想0.48ドル)前比+8.3%
収益:10億6210万ドル(予想9億9905万ドル)前比+12.3%

こんな感じで利益・売上ともに大幅に伸長させてきました。これを受けて株価も上昇しているようです。

決算発表後に株価は上昇を続け、コロナショック前の株価水準まで回復してきています。米国株をやられている方なら見聞きしていると思いますが、同社株式はアップル等が比較にならない程の超絶グロース株として有名です。

外国の市場環境は実際にはよくわかりませんが、日本市場の動きを見ていると高いブランド力を誇っている事が容易にわかります。

あのコカ・コーラが満を持して投入してきたコカコーラエナジーですが、ここ最近の売れ行きはそこまでよくない印象を持っています。逆に、流通のPOSデータを眺めていると、やはり強いのはモンスターですね。

職場の若手も今までレッドブルを飲んでいたのが、最近ではモンスターにメーカーチェンジしたようです。やはりレッドブルに比べると、価格と容量のバランスが良くコスパに優れるからそちらを飲んでいるとの事です。

まあこんな感じで身近な部分と嘘のつきようがない実際のデータを見ながら、同社商品の強さを感じているわけですが、肝心の決算資料で気になった部分を簡単に以下にまとめておきます。

・パンデミックが起こってから最優先事項は従業員の安全と健康。リモートで働けるようにしたが、フレーバー製造施設、コパッカー、倉庫、出荷施設は全て稼働しています。
・第1四半期はパンデミックの影響は大きくなかった。
・4月の売上はパンデミックの影響を大きく受けた。悪影響を受けているのは「コンビニエンス、外食サービス、ガスチャネル(ガソリンスタンド?)。しかし、家庭での消費量は増加しており、クラブストア、量販店、などは安定している。
・パンデミックによる外部委託先の製造能力、ボトラー、流通への商品流通能力は重大な影響を受けるとは予測していない。
・サプライチェーンで問題は起こっていない。
・第1四半期に55.22ドル/株の自社株買いを行った(5億9930万ドル)

という感じに、パンデミックに対してしっかり対応をしていて、影響は大きくないと主張しているようです。しかし、第2四半期決算ではそうもいかないでしょう。どこまで影響が出てくるかですが、どうせ一時的な影響なので、そこで株価が下げる様なら買い増しのチャンスかもしれませんね。

そして最後に同社の圧倒的な稼ぐ力を見ておきますが、

・営業利益率34.4%(対前比+4.6%)
・純利益率26.3%(対前比▲4.7%)

とありますね。日本企業ではありえない水準です。値段設定も普通の清涼飲料より2倍近くしますから、値引販売する必要が無いほどのブランド力を有す同社製品はかなり丸儲けなのではないかと思います。

まあそれでも売れるのですから文句のつけようがありませんね。今後数年間はよっぽどの事がない限りは、この市場は2強体制が続くと思いますので、超絶爆上げを体験したい方は、投資してみるのも面白いかもしれませんね。

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