【EV車】日本では本格的な普及は難しいと思う理由
めーめーおじさんです。
今冬は日本中が記録的な寒波で電力需給が逼迫しているようです。私が住んでいる北海道も、ここまで冷えるのは珍しいねと会社の同僚と話しているぐらい寒いです。
12月でここまで冷える日が続くのはなかなか無く、最近もたまに-20℃までいってしまうと、外に出ようという気がなくなります。
そういった中での電力需要逼迫のニュースです。報道によると東日本大震災以来のピンチだそうですね。要因は様々なことが重なり合いこの状況になっているようです。
現在、日本の電力は火力発電がメインに頑張ってくれているようですが、その中の問題点の1つにLNGの調達が非常に苦労しているようです。
コロナ禍という状況もさることながら、アジア地域の需給、タンカー不足、国内の電力自由化に伴う弊害などが取り上げられていますが、私は専門家でもありませんのでこの辺の解説めいたことは致しません。
ただ単純に感じる事があるんですが、なぜ「原発を稼働しないのか?」という部分ですね。確かに、東日本大震災で福島原発では大変な状況になったことは、今の日本の大きな課題だと感じます。
脱炭素社会が叫ばれる中で、今ある原発を稼働して将来的な脱原発に向けた施策を打っていくが最も最適な気がしています。
どうも「原発=悪」というイメージが強すぎて、反原発派の声が大きすぎて、現実的な道を進めていない気がします。
このような状況でゼロカーボンを推進しようとしている日本国政府に、「冗談でしょ?」という感情を私は抱いているわけですが、このまま内燃機関を捨てて、EVを推進していったらとんでもない事になりそうです。
そもそも雪国にEV車は実際に住んでみて感じていますが無理だろというところが正直なところです。報道でも取り上げられている通り、高速道路で車が立ち往生している時点で、EV車はだめだろというネット上の声が聞こえてきますが、実際に数年前に豪雪で車を乗り捨て家まで徒歩で帰宅した経験のある私から言わせてもらえれば、あの中でEV車は心もとないと感じます。
まあこれは地域性の問題で片づけられますが、やはり電源の問題は今の日本では構造的に解決出来そうもありませんので、政府のちぐはぐなエネルギー政策がしっかりするまでは本格的な普及は難しいだろうと感じます。
一方で世界はどうなのか?
現実的なエネルギー政策がとれない日本を尻目に、世界はまだまだ原発という電源を今も最大限活用しています。
一部先進国では脱原発を掲げてクリーンエネルギーへ大きく舵を切っていますが、米国をはじめとした中国、インドといった世界的な大国は今も原発を利用しています。
米国に至っては99基の原発があり世界最大の原発大国となっています。そういう中で、テスラを始めとした新興EVメーカーが台頭してきているわけですから、原発の是非、EVがエコかどうかという議論は別にして、次世代技術が育つ素地は出来ていると言えるでしょう。
私はテスラがあまり好きではないため、RIDE(ローズタウンモーター)への投資を通じて、将来のEV車普及による経済的果実を得られないかと考えているわけですが、そこには儲かるか儲からないかという考えしかありません。
しかし、儲けられるという事は巡り巡って米国をより強いものとしますし、そこに置いていかれる可能性がある日本は厳しいなと感じるわけです。
私は現実的な路線で脱炭素を進めるのであれば、本命は「水素」だと考えていますし、そういった高い意識で投資をしているのはPLUGしかありません。ただいそれには相当長い期間が必要だと感じていますので、是非日本もトヨタや岩谷産業が主導していますが、個人的に投資をしたいと思わせてくれるような事業を進めて頂きたいと思います。
話を戻しますが、日本はこんな状況なのでEV車で儲けようとは全く考えられませんが、世界に目を向ければエコかどうかは別にして、大きなビジネスチャンスが待っていると思いますし、まだまだ投資妙味がある投資テーマだと感じています。
あとは普及が進む過程でコモディティ化も同時進行で進むと思いますが、その時に生き残れるメーカーはどこか?という部分はしっかり見極めていかないとだめだなと感じます。
RIDEには期待したいですね。テスラまでいかなくとも、今の株価から10倍には育ってほしいと勝手に期待をしています。
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