【VISA】安定感抜群な決算内容とボーナスタイム到来か

めーめーおじさんです。

私の保有銘柄であり、現時点で世界最強銘柄と考えているのがVISAとなります。2020年第2四半期決算を発表しましたが、内容はアメックス決算を見ていたので、それと比較しても想像以上に良かった印象を持ちました。

新型コロナの影響は下期で大きく出てきそうですが、内容を見る限りではそれすらボーナスタイム(投資チャンス)到来に繋がるのではないかと考えています。

※VISAホームページから引用

・EPS1.39ドル(予想1.35ドル)前比+9%
・収益58億5400万ドル(予想57億6000万ドル)前比+7%
・主要部門全て前年達成
Service revenues:+9%増
Data processing revenues:+11%増
International transaction revenues:+2%増
Other revenues:+20%増
・営業利益率67.3%
・純利益率52.9%

以上のような結果となっています。まさに最強企業と思う理由の1つは圧倒的な利益率です。他企業でも優良企業は沢山ありますが、ここまで確固たる利益構造を築き上げている企業はないのではないかと思います。

順調に取引量も増えているみたいですし「Cross-Border Volume」が▲2%とありますが、新型コロナの影響が出たためだと思います。この辺は事態の収束に伴い改善していくのではないでしょうか。

また、この他にも気になった部分を抜粋していきます。

・新型コロナは国境を越えた旅行関連支出に影響を及ぼした。
・各国の封鎖措置命令などを出したために、旅行、レストラン、娯楽、燃料などの支出は週を追うごとに急激減少し、後半の取引量は大幅に悪化した。
・32億ドルの手元現金を使用し、クラスA普通株式1780万株を平均180.1ドル/株で自社株買いを実施した。
・新型コロナの世界的な広がりにより、世界経済に重大な不確実性をもたらし、2020年度通期見通しの見積りは困難です。

と、書いていますね。ここ3カ月で積極的に自社株買いを進めて株主還元を進めてくれています。またやはりですが、世界的な都市封鎖を伴う人の動きが止まったことによる影響は大きいようですね。他の一部報道によると、3月の旅行費による取引は約▲80%も減少しているようです。

オンライン決済が増える一方で、直近4月の取引量は約▲45%も減少しているとのことなので、下半期以降の業績は短期的にかなり悪い数字が出てくるものと予想出来ます。

しかし、同社の利益構造を見ていると短期的に極端な話ですが売上が半分になっても生き残れる会社だと思います。仮にこの先の決算で株価が大きく落ち込む事があれば、個人投資家にとっては割安で買い増しが出来るボーナスチャンスが継続する事を意味します。

しっかりここは買い増ししたい局面ですね。しかし、世界的に経済活動再開の兆候も見られているので、ここを織り込んだ株価になっているならば、これ以上低い株価で拾えないとなります。まあこの辺はよくわかりませんし、気にする必要もないと思っています。

また、前回の四半期決算でも触れたのですが少し気になる点があって「クライアントインセンティブ」が、第1Q~2Q計で対前年比17%増えています。これは取引を増やすための販促経費にあたる部分だと思いますが、売上の伸びに対して少し伸びが大きいなと感じています。

今は気にする程ではない高い利益率を誇っていますが、将来的にシェア獲得に固執するあまり収益性の悪化に繋がるような事がないようにしてもらいたいですね。

文句なしホールド一択です

数字を見る限りではバイ&ホールド継続です。今後に不安要因はあるにしても、それは他の企業も同じです。むしろこの環境を生き残り、長期的に成長する可能性を考えればそれしかないと思います。

また、相変わらず将来の成長に必要なM&Aを積極的に行っています。今回はフィンテック企業のPlaidを買収しました。この辺は専門外なので、色々と調べていたら理解するのが難しいのですが、ようするにユーザーの利便性向上と新規取引拡大に繋がるようです(適当w)。

更に、2019年11月5日に、中国市場への足掛かりとして中国版LINEであるWeChatの運営企業であるテンセントと提携カード契約を結んでいます。

最近のトランプ大統領の動きを見ていると、新型コロナが落ち着いてきた段階で、昨年同様米中貿易摩擦が再燃しそうですが、中国という巨大市場へ今後切り込んでいくわけですから、更なる長期的な業績拡大が見込まれます。

そして、新型コロナの逆境を逆手にとって、非接触型カードの普及も積極的に進めて顧客獲得が出来れば・・・、う~ん、成長機会が沢山まだまだあるので色々と今後にどうしても期待してしまいますね。

あまり気持ちが入らないように感情をコントロールしないとだめですねw

※前回決算(2020年第1四半期)のまとめです。

【20年1Q決算】VISA最強に相応しい内容

※アメックスも同様に厳しい状況に置かれているようですね。

【VISA】アメックス決算内容に見るV、MAの強み

ランキングに参加しています。励みになりますのでクリックして応援して下さると嬉しいです。