【ワクチン】良いニュースかもしれませんが悪いニュースかもしれません
めーめーおじさんです。
ついに12月11日にFDAは米ファイザーと独ビオンテックが開発したコロナワクチンの緊急使用を許可しました。これにより、世界で最も新型コロナの被害を被っている米国については幾分か良い方向に進んでいくように思います。
しかし、このニュースで一緒に出てきたのは、「トランプ大統領がFDA長官に緊急使用を許可しなければ辞任するように圧力をかけていた」という内容です。
このニュースを見た時に私と同じような考えを持った人はいると思います。それは、
『民主党政権へ移行前に株高（指数の最高値圏維持）を演出したい共和党と、政権移行前に一旦株式相場を調整（急落）させ、政権移行後の大規模経済対策による株高演出をしたい民主党の綱引き』
のように私の眼には映っていますがどうでしょうか。私が民主党の中枢メンバーであれば、史上最高値圏で推移している株式相場を「共和党によってもたらされた」というストーリーより、「トランプ政権末期に調整（急落・暴落）した株式相場を回復させた」というストーリーを仕込みたいなあと考えるのかなと思ったからです。
そこでトランプ大統領は何としてでも早くワクチンを承認させて、今の株式相場を維持させたいと考えている…。まあ素人考えの事なので、その道のプロからしたら何言っているの？という考えかもしれません。
上図はS&P500に連動するETFである「VOO」の5年間チャートですが、見事に5年間で約2倍に株価が上昇しています。そして気づくのが、2017年を除いて大抵は年末もしくは年明けにドーンと株価が下げているんですね。
直近ではコロナショックで激しく暴落しましたが、その前はアップルショックで急落しています。じゃあその前は・・・まあよくわかりませんでしたｗｗｗ
新興国が～だったり、アルゴが反応して調整しちゃったみたいな過去記事が出てきましたが、まあ何が言いたいかというと、今回も少なからずどこかで調整が入るのではないかと身構えているわけです。
上述したように、自分たちの都合で株式市場をコントロールしようとする政治家がいれば、現在共和と民主が今後の経済対策を話し合っているようですが、上手くまとまる物もまとまらないのではないかと考えています。
コロナワクチンが早ければ14日から接種が始まると言っても、そこから全国民に行き渡るにはどの程度の時間が掛かるのでしょうか。
CNNによると米国立アレルギー感染症研究所ファウチ所長によれば、全ての国民がワクチン接種をしても、日常生活の正常化には夏ごろから秋口までかかると言っているようですね。
ワクチン承認というある意味ゴールにたどり着いたわけですから、ここからはいかに素早くワクチン接種を行うかにかかっているわけです。個人的には数カ月はかかるだろうと考えているわけですから、この間に何らかの経済対策を追加で打てなければ中々厳しい戦いになってこないでしょうか。
また、そういったごたついている時に中国あたりが変な動きをしてきたら・・・、う～ん、毎回こういったネガティブな思考になってしまうのですが、あまり心配しすぎでしょうかね。
まあこれも政権移行期の短期間での出来事を心配しているわけですから、長期投資を基本にしていれば特に心配することもないのでしょうが、投資方針によってはワクチンニュースは良くもあれば、悪い方向にいく方もいるのではないかという話ですね。
ここで考えたいのは、民主党へ政権移行後には大きくお祭り（バブル）相場が来そうな気もしていますので、特に何もなく年末年始を乗り切れば、ルールに従って淡々と積立てれば良いですし、万が一にでも大きな調整を挟むような展開になるようなら、多少無理してでもルールを無視してVTIなどのコア銘柄の緊急買い増しを検討したいところです。
また、娯楽、飲食、旅行産業の企業は、ワクチンの期待上げの後、まだ数カ月は実際に厳しい状況下にいるわけですから、次の決算で厳しい数字が出てきた場合に株価が上昇する材料が既にないので、大きく下げるかもしれませんね。
あとは米中対立のリスクをどこまで織り込むかですね。この辺は一時的な緊張緩和があっても基本的には流れは変わらないか、むしろ激しくなる方向にいくと思っていますので、関係する銘柄へは積極的にいけないですね。
特に半導体セクターはどうなっていくんでしょうか。まさに台湾のTSMCなんかは素晴らしい企業なのはわかるのですが、どうも米中リスクを考えると怖いですね。
・・・本当に思考がネガティブですねｗまあ当たらない事にこしたことはありませんので、上記内容が全て外れてくれても私は全く困りませんがｗｗｗ
どんな状況だろうが考えるだけ無駄で、ただひたすら買い増すだけなんでｗｗｗ
しかし、投資銘柄については来年以降も見据えて少し考えないといけませんね。今のポートフォリオ米国株1本足打法でいいのかと、そこについては常に考えている部分です。
結果的にはそうなっていますが、私は現在盲目的にS&P500に投資をしていれば大丈夫と考えている投資家ではありません。
米国経済の今後には信頼は置いていますが、決して信用はしていないという感じでしょうか。この辺はまた考えている事を後日ブログでまとめていきます。
