【株価】上昇局面を維持できるのか?感覚で語ってみる

めーめーおじさんです。

今日の新聞は英国の総選挙と米中貿易交渉の件がでかでかと書かれていましたね。英国保守党は何だかんだ言われてきましたが、今回の総選挙で大勝しています。

個人的には期限切れのハードブレグジットを期待していたのですが、結果的には全く逆の方向に進みそうです。EU離脱に向けた動きは加速していくのでしょうが、ソフトランディングになりそうですね。

今回の結果を受けて、ナショナル・グリッド(NGG)などのインフラ会社の株価が上昇しています。ぐだぐだだった労働党が大敗した事で、インフラ会社の国有化リスクが後退したことが安心感につながったものだと言えますね。

私が注目していたブリティシュ・アメリカン・タバコ(BTI)も前日比+3.32%と40ドルを超え、今年の3月頃も水準まで株価が上がってしまいました。恰好の買場が来ないかなと思っていたんですが…。

たばこ株は上級者向けの個別銘柄になりますから、手を出すにはタイミングが悪いですね。とは言っても配当利回り7.9%は魅力的ですね…。しかし、どうしてもBTIに関しては中長期で株価が成長するイメージが湧かないんですよね。理屈云々抜きなんですけどね。

そんな感じなので、一旦英国市場ウォッチは休止です。

米国株式市場はどうなる?

今回の米中合意交渉の第1段階の合意に達したという報を受けて、ダウ、S&P500ともに前日比+0.01%の上昇となりました…。こんなもんか!って感じですが、前日から合意しそうだよとの報道もありましたので、株式市場は既にこの結果を織り込んでいたという事でしょう。

今回の合意を受け、一部報道を見ていると米国が中国に譲歩をしたような記事が散見されますが、決してそうではないと個人的には考えています。

結局は来年の大統領選挙を見据えたトランプ大統領の動きにしか見えないんですよね。トランプ大統領の支持層である農業生産者向けに農産物の大量購入を約束させ、米国経済への影響を緩和するための追加関税発動を見送り、且つ税率引き下げと中国への譲歩というよりも、自国産業界への配慮にしか見えないんですが。

昨日発表された米国の重要な経済指標であるコア小売売上高については、0.1%(予想0.4%)と4カ月連続で予想を下回ってきました。発表される経済指標はそれぞれ強弱が付いていて明確に厳しい状況とも言えない状況ですが、米国のGDPの2/3は個人消費で占められるわけですから少し気になる部分です。

恐らくフラフラと来年の年末までは米国株式市場は上昇していくんだと思います。ただどこかのタイミングで短期的なきつい下げがきそうだなという恐怖心もありますね。多分このまま楽観的に右肩上がりで上昇すると考えている個人投資家はいないと思うんですが、逆にこういった状況だからこそフラフラと株価上昇局面が維持されていくんだと思っています。これも理屈じゃないですね…。でもそう思うのは勝手なので良しとします。

一番心配なのは日本市場

自分が住んでいるところなので一番期待したいところですが、個人的には一番厳しい状況だと考えているのは日本市場です。

日経平均は24000円を超えてきましたが、結局は外からの影響で上がったに過ぎません。13日に日銀が発表した12月全国短観では、4期連続で悪化しています。3か月後の景況感を示す先行き業況判断指数(DI)もゼロと厳しい内容となっています。

そんな中で日本経済新聞21面に気になる記事が掲載されていました。その内容は日本株の急落リスクへの警戒論が浮上しているとの事でした。

みずほ証券が算出する「みずほクラッシュ指数」は12日時点で0.77と相場が急落を起こす目安となる0.6を大きく超えており、同指数は0.8に近づく中で18年2月に「VIXショック」が発生したとのこと。

私が住んでいる北海道では感覚的には経済状況は全然良くなくて、流通や取引先からの実感・実数を見たり聞いたりする限りではその感覚も外れていないと考えています。

本当に厳しい状況ですね。競合他社の営業マンとの雑談でも、今回の冬季賞与が出なかったり半分に減らされた企業もありました。地方がそんな感じなので首都圏も遠くない未来にやばい感じが湧いてくることでしょう。

こんな感じなので、これ以上実態にそぐわない株価上昇は単なるバブルでありババ引きなんじゃないかと考えるわけです。「みずほクラッシュ指数」の記事が出てきて、もやっとしていたものが確信に変わりました。もう日本の株式市場は限界を迎えそうだと。

そもそも、米国のGAFAや中国のBATHのように革新的な企業が無く、古くからの大企業がイノベーションを起こせずに凋落していく様を見るに、日本経済には期待が持てません。まあその大企業に分類される会社に勤めている私が言うのも何ですが…。

次に日本の株式市場が崩壊した時も買場と言えるのか…永久に低迷しそうで怖いですね。

結論

さて、ここまで小難しい経済理論は一切なく自分の肌感で語ってみました。結論としてはいつもそうですが、「決められたルールで定期定額投資を継続」ですね。

今回の米中貿易交渉が合意に至って株価がそこまで反応しなかった件も、「それは織り込み済みだった」といういつもの後付けで終わりますし、逆に上がっていたら「合意による先行きへの明るい見通しが~」と言えますし、何とでも言えるんですね。

こんなこと言うと元も子もないですが、先の事なんてわからないんですね。底を狙おうと思わず、粛々と成長が見込める国の優良銘柄へ粛々と投資を続行です。

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