金利上昇の影響は?今後も上昇を続けたら・・・。

めーめーおじさんです。

金利が上昇しているようですね。別に米国債の金利ではないんですね。日本の住宅ローン金利のお話です。

2月1日からの10年固定型ローンの基準金利が6年前の水準まで上昇したというニュースが出てきました。米国においても米国債の長期金利上昇に伴い、米国株市場へ大きな影響を及ぼしていますが、これまでゼロ金利政策を続けていた日本もいよいよ金利上昇局面に突入したということでしょうか。

通常であれば金利は上下動を繰り返すものですが、日本という国はここ数年ゼロ金利政策を実施してきたわけで、ある意味では異常な状態を続けていてそれがいつの間にか普通の状態になっていた(錯覚していた)状態となっていました。

これにより恩恵を受けてきたのの代表格は住宅ローンだったわけですが、これにより金利負担を相当抑えながら住宅を購入する事が可能となっていました。

今回の金利上昇により0.05%~0.1%の金利上昇となるようですが、住宅ローンの特性上、借入期間は長く借入金額も大きくなることから、たったこれだけという金利でも相当な負担感となってきてしまいます。

6割~7割ぐらいの方が変動金利で借り入れをしていると言いますから、特にフルローンで身の丈以上の借入をしていた場合、かなり厳しい状況に今後陥ってしまう可能性も出てきています。

私自身、最近新築で家を購入しましたので、家を買うと言う行為がどれだけ経済に影響が大きいのか身をもって体感しているわけです。

こういった裾野が広い業界が落ち込んできてしまいかねない状態はあまり良いとは言えないと感じていますがどうなんでしょうか。

私は金融の専門家でもありませんし当たっているかはわかりませんが、今後日本のインフレ率が2%を達成してしまう場合、現在行っている金融緩和の大義名分を失うので、金融緩和の縮小→金利上昇という流れがこないか心配しています。

個人的には固定金利を選択しているので、こういった局面でも私は耐性がありますから大丈夫とは思いますが、大半の人が変動金利を選んでいる現在では、そういった流れは経済的にもまずい気がするのですが・・・。

まあそういったのが心配なら最初から固定金利を選択しろという話でもありますが、なかなか難しい問題だなと感じています。

まだ微々たる金利上昇ではありますし、今後上昇し続けるとも限りませんがこれが続くとなると大変厳しい個人の方が出てきそうな気もしています。

昔のように年功序列で給料が上がり続けた時代は良いかもしれません。しかし、金利が上昇し現在はお給料は上がらず、且つ税金などの負担感が増す中では、金利上昇のデメリットが非常に大きい感じがします。

今後もどうなるかはわかりませんが、ここの部分は少し注意して見ていきたいと思います。そこまで大きな影響が出なければいいですが、そうでない可能性もあるわけで、日本経済に大きな影響を与えるような事態になれば、少なくとも日本の株式市場へ影響が出てきそうです。

さてさてどうなることやら。

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