【高配当株】上級者向けと思う訳

めーめーおじさんです。

私のポートフォリオはインデックスを中心として、個別株3銘柄(V、KO、AWR)で脇を固めるような構成となっています。しかしそれ以外にも、節約して余ったお小遣いからコツコツ普段買わないだろう銘柄も買い付けています。

その中に米国高配当株の代表格であるアルトリア(MO)があるわけです。今回四半期決算についてはかなり厳しい内容だったと感じています。

【19年4Q決算】アルトリア ダメダメ決算→業績長期低迷入りか

投資金額はコツコツ毎回買い増して「13株×平均取得単価47.38ドル=615.94ドル」となっていますが、保有銘柄の中で唯一含み損となっています。

そもそも何でMOを保有しているのかという理由ですが、高配当銘柄による再投資による運用は果たして儲かるのか?というのを自分自身で実践して見たかったというのが大きいわけです。

一番初めに買付した時は配当利回りが8%に迫る時に買付出来たわけですが、今も先日の決算を受けて株価が下落、再び7%台に突入してきています

同社は安定したフリーキャッシュフローを生み出し続けており、電子・加熱式たばこ・大麻などに将来の種蒔きをしているわけですが、まだまだ既存の紙巻たばこ事業が中心となる事業構造に加え、電子たばこ大手Juulに関連してこちらもあまり期待できそうにありません。

決算内容を見ているとまだまだ株価は低空飛行を続けそうな感じがするわけですが、こういった部分を承知の上で投資をしているわけですからその辺はしょうがないと割り切る様にはしています。

しかし、「ただ高配当だけ」といった銘柄を僅かではありますが含み損を抱えた状態でホールドするのは結構ストレスがかかるものですね。一応どうなっても良い資金でたった6万円程度の投資であってもこれですから、メインのポートフォリオに組み込んで運用するといった事は本当に精神的に難しいなと感じています。

高配当銘柄は初心者向けではないと思う

ジェレミー・シーゲル氏の株式投資の未来を読んでいると、MOは過去多大なリターンを投資家にもたらしたことがわかっています。それは過去株価が右肩上がりで上昇を続け、更に高配当銘柄であったというところが大きいわけですが、最近の株価は低迷していますね。

翻って同じように高配当銘柄で有名なエクソンモーブル(XOM)ですが、最近の原油先物価格の低迷でもわかるように非常に厳しい状況ですね。同じようなエネルギーセクターの同業他社も厳しくなっています。

過去5年、2社の株価推移を見ていると、ほぼ横ばい?となっています。長期投資を行っていく上では、今後も株価は上昇していく事が考えにくい状況にありますので、税引き後の配当利回りを考えると、個人的には7%以上の配当利回りは確保しないと厳しいなという印象です。

そうでなければ素直にS&P500へ投資をした方がよっぽどリターンも高く、より安全に投資が出来るからと考えるからです。また、単純に将来的に伸びそうな事業を展開している会社に投資しているのかどうかという部分が、個人的にはメンタルに大きく影響しています。だったら今後まだまだ伸びるだろうビザへ投資した方がいいんじゃないか…と握力が緩むんですよね。こればっかりは私の個人的な資質の問題です。

高配当銘柄にもメリットはあるにしろ、投資を継続しつつリターンを確保するのはやはり投資上級者だと思うのはこういった理由からです。

今後の投資方針

色々とネガティブな意見を書き連ねましたが、今後の投資方針には変更はありません。何故なら、あくまでどうなっても良い資金を投じているわけで、今後の勉強も兼ねてあえて投資を行っているわけです。

少額ながらもじっくり長期で保有を継続し、自分の身銭を切って高配当銘柄であるアルトリアへ投資を継続していきます。

これが、30年後にはまた違った結果になっているかもしれませんしね。

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