【高配当株】赤字で配当を継続することへの違和感

めーめーおじさんです。

私の保有株には現在は高配当株は一つもないわけですが、市場環境を考えると高配当株に投資を行うリスクを考慮し、当初の投資方針を変更して現在のポートフォリオに行きついています。

しかし、最終的には儲かれば良いわけで、高配当だろうがコモディティだろうが仮想通貨であろうが何だっていいやと考えている部分もあります。

結局は数ある選択肢から何を選ぶかの問題であって、これはダメそうだと一律に判断するのは勿体ないと思います。まあ流石に仮想通貨は投資(投機?)をするつもりはないのですが、高配当株はいくつか常にチェックリストに入れて確認するようにしています。

その中にはエクソンモービル(XOM)があるわけですが、先日第4四半期決算を発表したようです。爆損モービルと揶揄されるほど株価は低迷をしており、その配当利回りは驚異の10%超えを達成している超高配当株となっています。

特に決算内容の中身を見ているわけでもなく表面的な部分しか見ていませんが、アナリスト予想を超える数字を叩き出してきたものの、7-9月期は6億8000万ドルの赤字を計上し、全世界で同社従業員1万4000人をリストラすることを発表しました。

同社はコロナショック以降の市況悪化で非常に大きなダメージを受けており、様々なコストカットで何とかかんとか配当を維持しているという状況です。

しかし、コロナの感染が再拡大している中で、世界経済が上向く兆候はまだ見えず、国によっては再度ロックダウンという判断を行っているところもあります。その様な中では石油需要が短・中期で回復するとも思えません。

そうなってくるといよいよXOMの配当維持が難しくなってくるわけですが、どこまでその高配当に耐えられるかというところですね。

個人的に配当は「企業が稼いだ利益を株主に株数に応じて分配する」ものであると考えており、そもそも赤字企業が配当を出すために無理をしていること自体に違和感を感じています。

日本企業と違い安易に配当を引き下げる、もしくは無配にするというのも問題ですが、会社の危機的状況においてそうでもして配当を出す意味があるのか?と疑問に思うわけです。

確かに、これまで配当・増配を行ってきた伝統的な素晴らしい企業ではありますが、本当の意味で株主に対して将来的な企業価値を守っていく事を考えるならば、安易なリストラやコストカット、そして株主への高配当を出すべきではないと考えます。

一時的に株価はドーンと下げる事もあるでしょうが、その分を今回の危機を乗り切り次の成長戦略に繋げていく事が重要かと思います。なかなかそういった姿勢が見えないところが同社への投資を躊躇させる一因となっています。

同じ高配当銘柄のアルトリア(MO)と比較すると、現金の稼ぐ力もそうですが、次への道筋が見えないのが何とも言えないところです。

MOは結果大失敗しましたが、紙巻たばこの需要減少を見越し電子たばこの快進撃からジュールの買収を行いました。大麻銘柄のクロノスも保有しています。現在はどうなっているか追跡するのを止めましたが、電子たばこがダメとなるや加熱式たばこのIQOSの販売を始めました。

結果どうなるかなどは自己責任で判断していくしかありませんが、少なくともこういった先に進もうとしている企業へ少なくとも投資をしていきたいと思います。

まあ、何年も右肩下がりのMOへ投資をするのも非常に勇気がいるんですけどねwあくまで例えばの話でしたが、先日の記事でも書きましたが、30ドル近辺、もしくは割り込むような状況になれば再投資を検討していきたいと思いますwww

ランキングに参加しています。励みになりますのでクリックして応援して下さると嬉しいです。