【GOLD】バリック・ゴールド第3四半期決算

こんにちは。めーめーおじさんです

以前まで金鉱株であるバリック・ゴールド(GOLD)を保有していたのですが、長期保有を前提としていませんでしたので精神的負荷が大きく売却してしまいました。しかし、今後の勉強になるかなと思いチェックは継続していました。そんな中で第3四半期決算発表がありましたので少し見ていきたいと思います(こちらから詳細確認出来ます)。

・EPS0.15ドル(予想0.12ドル、前年0.08ドル)

・純利益2277百万ドル(前年▲412百万ドル)

・フリーCF502百万ドル(前年319百万ドル、第2Q55百万ドル)

・1オンス当たり費用984ドル(前年785ドル)

・負債が第2Qより14%減少

・四半期配当は25%増の1株当たり0.05ドル

・継続的な効率改善により、銅生産量は15%増加

金価格高止まりによる業績への好影響

直近の金価格ですが1500ドルを割り込んでいる状況ではありますが、もろに市況が業績に好影響を与えた形となっています。売上・利益・キャッシュフロー全ての数字が改善しています。金生産量もも131万オンス(前年115万オンス)と増加しました。

マーク・ブリストーCEOは配当戦略ののベースを引き上げると明言していますが、正直なところ配当利回りは1%程度とそんなに高くありません。

そんな中で、株価に関しては今回の好業績にも関わらずあまり調子がいいとは言えません。決算発表日17ドルから現在は16ドル台まで下落してきています。これに関しては金相場自体が軟調な動きをしている事に連動しているものと考えられます。

現在の株式市場はかなり強気相場となっておりますが、つい先日もJPモルガン・シティの大手銀行が安全資産から資金を移しているという報道もありました。元々、金鉱株は金価格と連動する性質があるので、こういった一連の流れで株価が上がらないのかなと思っています。

今後はどうなっていくのか?

現在の米国株式市場は来年の大統領選挙まではこのまま続く可能性が高い気がしています。そうなってくると安全資産の金価格は軟調な展開が予想されますので、それに連動して金鉱株自体も同じような動きをしてくるのかなと思います。

しかし、現在の楽観的な相場環境はちょっと怖いですね。日米欧を中心に金融緩和の影響でじゃぶじゃぶ資金が供給されている中で、ふとしたきっかけで一気に相場が悪化していく展開を一番恐れています。

少し立ち止まって冷静に振り返って欲しいのですが、ほんの少し前までリセッション入りするとあれほど騒がれていたのに、今はそういった情報が少なくなってきました(プロ、アマ含め)。そういった状況ほど何だか不気味で怖いなと思っています。

まあその心配が杞憂で終わればそれはそれで良いんですけどね。とりあえず私が保有しているディフェンシブ銘柄のAWRは依然下げ止まりませんが、こういった時こそ保守的なポートフォリオを継続していきます。

また、株高による機会損失ももったいないので、VTIを中心に定期買付を継続していきます。ただし、もう少しで冬のボーナス時期ですし、また一気に手持ち現金も増えてきますので、その辺に関しては年末の市況を見ていきながら微調整をかけていきます。

最後に、米中貿易摩擦の最終的な解決にはまだ年単位の時間がかかると思っていますので、いずれどこかで安全資産に資金が逃げてくる事が考えられるので、まだ今の金相場が続く限りはバリックのような企業はその恩恵をフルに受けられるため、ホルダーの方は粘り強く持ち続けると報われる可能性は高いかなと思います・・・っと言っても私は売ってしまったのですが。

 

※私が金鉱株を売却した理由です。私の性格には全く合いませんでした。長期保有が出来ないと精神的に耐えられませんでした。

【売却】決断しました。ポートフォリオ入れ替えます

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