【コロナショック】世界大恐慌との比較はナンセンス
めーめーおじさんです。
皆さんの情報源は何でしょうか?
私は主に新聞(日経、北海道新聞)、ネットニュース(日米ヤフー、グーグル)、ブログ(米国ブログ村)そして最近はツイッターとなります。
それぞれに長所短所があり、内容も書き手によって様々です。そんな中で、最近目につく内容としては「コロナショックと世界恐慌」を比較する記事が増えてきたように感じます。
今回のコロナショックですが、1日の下げ幅の大きさや最高値からの下落率もさることながら、世界への影響という意味で、後世に世界史で載るような出来事だと感じています。
そして世界経済への影響の大きさから世界大恐慌との比較が語られるような内容の記事が見られます。しかし、今回のコロナショックとの世界恐慌を比較するのは無理があるように感じます。
そもそも今回の株価下落の根本的要因は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動の停止からくるものです。
世界大恐慌時は1929年の当時ダウ最高値から3年間かけて約89%下落し、最高値を更新するまでに25年の歳月をかけたわけですが、今回はそのような事態になるとは考えていません。
現在、世界中で新型コロナのワクチン開発(既存薬の治験含む)に邁進する中で、今後一年以内に劇的に状況が改善される公算が大きいからです。
私は新型コロナウイルスが出現するまでの世界経済、とりわけ株式相場には非常に楽観的でした。そして、米国大統領選挙後が厳しい状況になるかなと考えていたわけですが、コロナショックにより大きく環境が変わったことで、根本的な原因となっている新型コロナの解決後に目を向けるようになってきました。
世界大恐慌は第2次世界大戦・太平洋戦争への遠因となったわけですが、今回も世界第3次世界大戦につながると言ったとんでも理論を語る記事も見かけますが、世界的にパンデミックで大変な時期に、大規模な軍事行動をとるような国はないでしょう。
せいぜいあったとしても原油相場を無理やり上げるために中東で問題を勃発させるか・・・というのもあまり考えにくいですね。
そもそも世界経済停止による原油需要の急減から実物が在庫過剰で大変な状況になっているのに、原油相場回復に繋がるとは到底思えません。
とにかく全ての原因は新型コロナにあるわけで、世界恐慌当時の背景と比較してもしょうがないと感じる要因です。
2番底・3番底があるかなど関係なし
世界恐慌との比較と並んで出てくる話題で多いのは、「今後2番底・3番底」が来る可能性についてですね。
それこそ長期投資家にとっては考える必要のないことです。株の達人の方々は様々なテクニカル分析に基づいて、こういった内容を論じています。
しかし、10年20年という長期投資を志向する投資家にとって、今回の相場暴落もさざ波のようなものです。
自分がどこを最終着地と考えているかで、この辺の考えは変わってくるでしょう。少なくとも私には今後数カ月の間に2番底が来ようが何しようが関係のないことだと考えています。
むしろ、人類が新型コロナに打ち勝つ方法を手に入れるまでの期間も、絶えず相場へ資金を投入し続ける事が最も重要な事です。
短期売買の才能がある一部の方と、50代以降の方を除く長期投資家、とりわけ20~30代の方は下手に目の前の利益を追い求めず、自分が想定する着地点をしっかり見据えて投資を行いたいものです。
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