PLUG(プラグパワー)2022年売上見通し下方修正
めーめーおじさんです。
1月27日にPLUG(プラグパワー)より重大な発表がありました。その内容というのも、2022年通期売上の前年成長率が+45%~+50%程度になるだろうという発表を行いました。
また併せて、Fortescue Metals Group の子会社であるFortescue Future Industries(以下FFI)社とのオーストラリアで建設予定だった工場について、契約を白紙にしたという事です。
これを受けて株価は一時-7%を超える急落となりましたが、最後は何とか持ち直し-5%で収まりました。
さて、このニュースをどう考えれば良いのだろうか?という部分が投資家としては問われるわけですが、私としては気にせず「ガチホ(保有継続)」を行う事を早々に決めました。その理由をつらつらと書いていきたいと思います。
まずは、FFI社との工場建設が白紙になった件ですが、発表になった内容だけでは詳細は正直よくわからりません。どこかで詳細な情報が出ているかもしれませんが私は見つけられませんでした。
この件については、2021年10月にFFI社がオーストラリア州政府との協定に基づきグリーン水素製造向け電解槽製造ハブを作ろうという話が出てきて、世界最大級の拠点になる建設計画にPLUGが共同で建設しましょう、という話が白紙になったという事です。
PLUG側は「経済性の面で彼らと工場を建設したくない」と語っている事から、今回の提携を進めるにあたりコストに見合った収益が得られないと判断しての撤退になったのではないかと考えています。
この判断については個人的には強く支持しておきたいと思っています。なぜならば、PLUGは現在利益を生む事が一切出来ていない赤字企業であり、将来の成長に向けた投資フェーズにあるとはいえ、収益性の見込めない投資については後々自らの足を引っ張る可能性が高く、大きな売上を取り逃がしたとはいえ、主力のマテリアルハンドリングや他のグリーン水素生産に向けた投資がつまずいている状況でもなく、むしろ順調に事業推移している現状では良かったのではないかと感じています。
また、2つ目の理由としては、こういったネガティブな情報を第4四半期決算を待たずこのタイミングで発表しているという事がです。次回決算発表は恐らく3月になるんでしょうが、通常こういったネガティブな情報は決算発表時にするものだと思いますが、その時のネガティブサプライズを避けるとともに、この先も力強く成長を続けると言う強い会社の意思を感じる事が出来ます。
事実、この発表があってからのアナリストの評価もそこまで悲観的ではなく、むしろ楽観的な反応を見せていることからも、PLUGの将来的な成長に関しての影響度としてはそこまで大きなものではないという事なのでしょう。
既に死語となりつつありますが、私としては常に長期投資を行うにあたってメガトレンドを意識したいと考えています。この考えについてはPLUGに投資を行った時から一貫していますが、将来的に水素というエネルギーは一大産業に育つだろうと予想しています。
それはPLUGという会社ではなく、水素エネルギーが世界を変えるだろう、そしてその中心にPLUGという会社がいて、今は赤字企業だとしてもその恩恵とフルに受けて長期的には多大な利益を株主である私にもたらしてくれるだろう、そんな思いで投資を行っています。
今回のニュースについては、その過程においては当然上手くいかない事も出てくるでしょうから、その内の1つであるという事です。
以前にショートセラーに狙われた時のことを思えば大したことではないと考えています。まあ、そもそも水素が普及しない世界がきたらどうしようとかそんな事を考えていたら投資なんか出来ませんよね。
なので、冒頭に書いた通り、今回の件に関しては私としては静観していくつもりです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません