【PLUG】安易な投資には反対する理由

めーめーおじさんです。

私が保有するPLUG(プラグパワー)株ですが、毎月公開している運用報告の通り、ポートフォリオに占める割合が非常に大きくなっています。昨年末の2ドル台からコツコツと買い進め、今では大きな含み益を抱えるまでになりました。

先週末も終値13.56ドル(前日比+5.61%)と、投資を始めた頃とは見違えるほどの強い動きをしているような気がしています。

何も材料がない場合はダラダラと下げる展開が多いのですが、特にそういった展開もなく少しの調整も挟みながら堅調に推移しているのではないでしょうか。

前回の決算も力強い(赤字でしたが)ものでしたが、特にプロの投資家である広瀬氏に取り上げられたことが大きかったのか、これまで全く見向きもされなかったPLUG株について非常に盛り上がってきている雰囲気を感じています。

その中でも投資家の方々のコメントでよく目にするのが、「将来のテンバガー候補」といった内容でしょうか。保有株を売却してPLUG株に投資資金を振り向けている方もいらっしゃるようです。

私自身も同社株については将来的に10倍、20倍と成長して欲しいと考えていますし、本ブログにおいてもポジティブになれる情報を扱ってきました。

しかし、個人投資家の方々が前向きに投資をしている中で、あえてネガティブな情報にも触れておきたいと思います。

万年赤字垂れ流しという事実

PLUGの決算資料を見なくても、ヤフーファイナンスや各証券会社の資料から、同社は過去ずっと赤字続きであった事実は変わりません。直近でも公募がありましたが、まさに我々投資家からの資金で会社を運営している状況となっています。

少し前までも米国版モトリーフールではこの点をよく指摘されており、投資は推奨しないという論調であったかと思います。また、最近でもこんな記事が配信されていました。

『Why Plug Power Is Sinking to Zero While a Rising Tide Lifts Other Boats』
※リンク貼ってあります

内容を簡単にまとめると・・・、

・ウォルマート、アマゾンとの取引条件はあまり良くはない。
・借金で何とか経営は持っている。
・資金調達で銀行などは12%の利回りを求めているが、最近のシニア債ではコストを抑えて資金調達が出来たが、根本的な問題は変わらない。
・マーシュCEOはストックオプションで得た株を売却している。内部関係者が何か問題があると考えているのではないか。
・スイッチングコストが比較的低いため、継続的に改善されているリチウムイオンバッテリーとクライアントの獲得に困難が伴う。

といった内容の記事となっています。個人的に一番の問題点は何度も書いていますが「赤字企業」であるという事です。今は期待感から株が買われ投資家から資金調達が出来ていますから、会社が潰れるまでには至らないと思います。しかし、それもいつまでもつかという事でしょう。

最近でも主要取引先のアマゾンが日本での物流拠点整備などに2019年で6千億円もの巨額投資をしたという記事が出ていました。ウォルマートもそうですが、今後ネット通販事業を拡大するにあたり物流拠点の整備・拡大は今後も続いていく事が考えられます。

それがPLUGにとって必ずしも利益に直結しないようであれば、なかなか厳しい状況は続くのではないかと考えられます。

投資をどのように進めていくか

将来への期待という意味ではPLUGへの投資は非常に魅力のあるものです。その一方でコカコーラなどの大手優良企業と比べるとリスクが高いのも事実です。正直かたく運用をしたいのであればVOO、VTIへ積立投資をするのが最適解であるとも考えています。

しかし、PLUGへの投資を継続する理由としては、将来の水素社会に賭けてみたいという考えがあります。その中でも先頭を走っている企業がPLUGであり、生き残る可能性が最も高いと考えているのもPLUGになります。

非常にリスクの高い投資であるという認識は常に必要だと感じており、そのため家計とわけてあくまで私のお小遣い、要するに趣味枠として継続した投資を行っています。

私が独身でまだ若ければ集中投資という決断も出来たかもしれませんが、失敗は許されない家計での投資においては、最優先に投資すべき対象はVTIという判断です。

結果的にはPLUGへの投資は現在のところ成功はしていますが、今後も同じように利益を積み上げる事が出来るともわかりません。

しっかり自分の感情をコントロールをしながら、今の投資スタンスで少しずつ投資資金を積み上げていきたいと思います。

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