【新型コロナ】中国感染者数急増とリスクオフ
めーめーおじさんです。
13日の発表で中国湖北省で新型コロナウイルスの感染者数が急増しました。これは、これまでウイルス検査で陽性反応が出た場合を新型コロナとしてカウントしていたわけですが、湖北省に限っては臨床診断のみで判断した患者も加算することによります。
これで感染者数は+1万5152人(計5万9804人)、死者数+254人(計1367人)となりました。発表後の米株価指数先物は一気にマイナスに振れましたが、このブログを書いている23:33時点では米国株式市場主要指数も一気にマイナススタートを切っています。
押し目到来か?
さて、ここで少し冷静になっておきたいと思いますが、何回か触れていますがメディアもお仕事なので、こういった情報が出てくると注目を浴びるために少し煽った感じで情報を伝えてきます。
しかし、上記の感染者数・死亡者数をみると、そこまで致死率に関しては大きく変化はありません。
◇増加前
致死率2.49%
◇増加後
致死率2.29%
数字上では致死率は下がる結果となっています。まあこれがどの程度信頼できる数字かといったらそれまでですが、それでも各国の状況をみれば、感染者数が増えたからと言ってそこまで危機感を煽る程でもないかなと個人的には感じます。
※もちろん人によってリスク許容度は違いますから一概には言えませんが。
震源地である中国湖北省において追加で感染者数が急増した理由を、中国政府が隠蔽したのではないかという向きもありますが、実際の現場は相当混乱していたでしょうから、今回の発表を受けて私は逆にようやく現地の情勢もある程度落ち着いてきたのかなと見ています。
まあこれが中国で起きている事なので、数字の信頼性という面では何とも言えない面がありますが・・・。
数日前には堅調な米国の雇用統計を見るにつけ、一時的には影響はあるが保有銘柄のホールドが正解という記事を書きました。
【堅調】米雇用統計と経済への新型コロナウイルスの影響
今回はどうなのかという事ですが、感染者増加率が落ち着いてきたところでの中国の発表という事で、ある程度のインパクトはあるのではないかと思います…が、結局はすぐ戻すと考えています。
やはり長期投資をする上では、重要経済指標と企業業績のみ見ていけばいいかなと思っているからです。むしろインデックス投資しかやっていなければ、それすら不要かもしれません。
1月下旬から始まった米企業の決算ラッシュでは、約70%の企業が市場予想を上回ったそうです。また、底堅い雇用統計の結果もありますので、当分株価は堅調に右肩上がりに推移すると考えます。
但し、相場は最高値圏をウロウロしていますので、今回を契機とした売りが入り株価調整…といった流れかなとも思っています。これは明日の朝にメディアを通じて「コロナウイルスのリスク再燃で株価下落」みたいなコメントを見る事になるのかな。
まああまり気にしないで気長にホールドしていれば良いと思います。どうしても株価が気になる方は、ニュースを見ないなど情報をシャットダウンしたら良いと思います。
少しでも株を安く仕込みたいと言う方もいるでしょうから、今回調整局面であれば恰好の押し目になるかもしれませんね。ただ、最近の傾向でもS&P500は▲2~3%程度の調整に留まっていますので、長期投資を考える上では誤差の範囲ですね。これを押し目と言えるかどうかは人によるのだと思います。
私はと言えば、予定通りの15日(今回は土日なので14日)での機械的な買付を行う予定です。ルールを決めていればいちいち買付タイミングも気にする必要もありませんからね。
身近なところにも影響が出始めていますね
日本国内でも感染者が増加してきていますが、ついに国内初の死者が出てしまいました。これまた少し大げさにメディアは報じていますが、あれだけ中国の方が日本国内に入ってきているのですから、いずれはこうなっただろう事は容易に想像がつきそうなものです。
報道によると微熱が続き、病院で調べたら感染していたという事例もあるそうなので、日本国内でも相当数の感染者が既にいると考えるのが普通です。
仕事上、様々な流通の情報が入ってきますが、やはりここ最近お客様の入りは悪いようですね。特にスーパーの惣菜、とりわけバラ販売している惣菜が売れないそうです。
そんな話を聞いて仕事帰りに立ち寄ったスーパーでは、総菜コーナーのコロッケや天ぷらなどのバラ物にビニールが被さっていました。
やはり皆さん気にされるんですね。私なんかは全く気にせず値下げされたコロッケを買って帰りましたがw
身近にこういった影響が目に見えてくると、いよいよ日本経済にも相当なインパクトを与えるのかなという気がしてきます。
これが巡り巡って米国経済にもどのように影響を及ぼしてくるのか、今後も注視していきたいですね。
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