【新型コロナ】肌で感じる経済への影響と正しく怖がる大切さ
めーめーおじさんです。
連日新型コロナに関する報道が流れてきますが、実際に身近なところで私も影響が出始めています。先週末に本州から出張で取引先が来られて商談するはずでしたが、新型コロナの影響で先方の会社が北海道への出張を禁止にしたようです。
直近の数字では、東京都に次ぐ感染者数を出している北海道ですから、そういった措置もやむ得ないと思っています。既に道内各地で広がっている状況からは、既に相当蔓延しているのは確実だからです。
また、続々と取引先からイベント関係のお仕事が延期または中止という連絡が入ってきています。若手社員の中には「仕事が楽になって良かった」という呑気な話も聞こえてきますが、取引先の動きを見ていると肌感覚としては非常に厳しい状況となってきた感じがしています。
的外れな政府とおバカな報道機関
内閣府が17日に発表したGDP(19年10月~12月)の速報値は▲6.3%マイナスと5四半期ぶりのマイナスとなりました。特に、皆さんご存知の通り内容が悪すぎました。民間部門は軒並み惨憺たる結果となっています。
そのような中でこんな報道が出るあたり絶望を覚えます・・・。
「G20、政策総動員を明記 新型肺炎の影響監視強化 財務相会議が声明採択・閉幕」
G20は声明で「政策を総動員」して持続的な経済成長を目指すと表明したようですね。記事の最後に、日本の麻生財務相は「マクロ経済に深刻な影響を及ぼし得る」と言っているようですが、経済指標を見るに明らかに昨年の消費増税の影響が大きいにも関わらず、そういった報道はあまり見かけません。
政府も台風の影響が~だの色々と言い訳していますが、大規模なキャッシュレスポイント還元を行ったにも関わらずこの結果ですから、まずは消費増税の影響と検証を行うべきなのに、経済失速の原因を新型コロナに付け替えて責任を回避しようとする政府と、桜問題や小泉環境大臣のくだらない話題を追いかける報道機関には辟易します。
統計など切り取り方によりどうにでも受け取れるような表現が出来るのですから、政府がやらなければそれをチェックするメディアがしっかり検証して国民に教えるべきだ思いますが、現実問題はゴシップばかり追いかけて真に価値ある報道が少ないような気がしてなりません。
新型コロナに関しては正しく情報を掴んで怖がる事
報道機関も商売でやっている限り、興味の引くような記事内容にしなくてはなりません。時にセンセーショナルに報道され内容が誇張して伝わる事が多々あります。今回の新型コロナに関してもそのように私自身は感じています。
NHKの新型コロナ関連の報道を確認すると、23日21時20分現在で以下のようになっています。
国内感染者数:838人
死亡者数:3人(いずれも高齢者)
致死率:0.36%
となっています。特に亡くなられた方は持病持ちということですね。そして比較対象となるインフルエンザの致死率が0.1%前後らしいので、それよりも若干高い数字という事です。先にも触れましたが、既に蔓延している可能性が高い、無症状の期間が長い事を考慮すれば実際の致死率はインフルエンザ並みになるのではないでしょうか。
更に死亡例を見ていると、そもそも日本人の死亡要因は、1位がん、2位心疾患、3位肺炎(9.4%)と上位にランクインしています。特に年代別の死亡要因で見ると肺炎に関しては高齢者になる程死亡要因としての割合が上昇します。
90歳以上になるとがんよりも死亡率が高くなりますね。これだけ見ていても「肺炎」自体は日本人にとっては凄く身近な病気なのです。それは新型コロナだからとかそんなものは関係ありません。
当然、新型コロナに効く特効薬が無く、強い感染力を持っている以上はこれまで以上に注意しなければいけないかもしれませんが、過度に怖がるほどのものでもないという事実を客観的に捉える必要があると感じています。
私の感覚からすると、ちょっと酷いインフルエンザという感じなのですが間違っているでしょうか?特効薬がない以上は、普段以上に手洗いと食事・睡眠に気を付けていればよっぽどの事が無い限り大丈夫だと思っています。
※毎日睡眠3時間の私が言うのも何ですが…。
現状、報道を見たり実際の仕事に関する動きを見ていると、本当に注意して見ていかなければいけない部分は、日本経済の行方だと考えます。
ただでさえ消費増税で虫の息の日本経済が、今回のコロナ問題で止めを刺される事態になる事を危惧しています。周り回って自分のお給料に跳ね返ってきますからね。
リセッション時には株式の買付については好機と誰もが言いますが、そもそもリセッション時には買付出来るほどのお給料が貰えているのかどうかという問題がありますからねw
とにかく報道に煽られることなく自分だけは冷静でいたいものです。
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