【MO】アルトリアが魅力的な配当利回りへ→12月頃に絶好の買場が到来か!?

めーめーおじさんです。

米国株式の中でも高配当銘柄で有名なタバコ銘柄アルトリア(MO)ですが、順調に株価を下げてきており配当利回りが『9.53%』という凄まじい水準まで上昇してきています。

10月30日に第3四半期決算発表を行いましたが、売上・EPSともに予想を超える数字を出しました。正直表面的な部分しか見てないのではっきりしたことは言えません。相変わらず電子たばこのジュールが足を引っ張り、同じくグループの大麻会社クロノスも不振のようです。

そのような中で安定した収益を叩き出してくるあたり流石タバコ銘柄だなあという感じです。今回の決算を受けてかどうかはわかりませんが、こちらも最近のタバコ銘柄にありがちな右肩下がりの展開となっています。

あと5%ほど株価が下がるような展開になってくれば、コロナショックで暴落した時の株価水準まで下がる展開となってきますね。

同銘柄の配当金額は1株あたり0.86ドルですから、これを年間換算にすると3.44ドルとなります。株価が34ドルまで下落すればいよいよ配当利回りは10%の大台を超えてきます。

普通ならば少し前までのメイシーズや、現在のエクソンモービルのように減配リスクに脅かされるところなのでしょうが、MOに関しては減配リスクは上記2社のような危機迫るものをあまり感じません。やはりそういったところはタバコ業界の強みに感じます。

いよいよこういった状況になってくると投資を再検討してもいいのかなと考えています。これまでも高配当銘柄へ投資を行ってきましたが、いつも短期で損切をしてきた自分の歴史があるのですが、ここまで配当利回りが上昇するならばある程度手堅くリターンを得られるのではないかと考えるわけです。

配当金に関しては源泉徴収税が米国で10%、日本で20.315%かかり、合計で30.315%という高率の税金が課されています。今回は外国税額控除制度を活用し、税率が実質20.315%で収まるものと仮定し簡単に計算しますと、

・配当金(3.44ドル)×20.315%=税金徴収額(0.7ドル)
・配当金(3.44ドル)-税金徴収額(0.7ドル)=実質配当金額(2.74ドル)
・実質配当金額(2.74ドル)÷株価(36.08ドル)=実質配当利回り(7.59%)

ということで、最終的に手元に残る配当利回りは7.59%と、これだけでもかなりの高配当となります。過去のS&P500の平均リターンが7%前後だったことを考えると、配当利回りだけみても非常に魅力を感じる水準です。

特に安定して稼ぐ力があるタバコ銘柄であれば、この配当利回りを維持継続する可能性が非常に高いため、現在の株価水準を下回らないことを前提に考えた時には、これ以上ない投資対象になるのではないでしょうか。

問題は株価が下げ止まらないこと

タバコ銘柄は株式投資の未来にも書いていますが、過去もっとも高いリターンをあげてきたことで有名です。しかし、現在の状況とは違いある程度の株価上昇があってこそのリターンだったのは否定できません。

現在では2017年に最高値77ドルをつけてから株価は下がり続け、その時の半分の株価まで下げているのが現状です。

テクニカル分析とかそういったレベルではないですが、過去5年の株価チャートを見ると2017年からドーンと下げては上がり、またズドーンと下がっては上がりと繰り返しながら徐々に株価が下がってきているのが見て取れます。

ざくっとですが、約8カ月前後のスパンで上げ下げを繰り返している感じに見えます。その間の下落幅は-15%前後になるでしょうか。

こういった傾向がそのまま続くならば、今年の年末あたりにもう一段の株安、それこそ30ドル近辺まで落ちてくるのかなあと勝手に考えています。

特に年末については、MOに限らずこういう高配当銘柄特有になるのかもしれませんが、個人・機関関係なく株を売却し損益通算する流れにあると思うので、上値は重く年末にかけて下落圧力が非常に強まると考えているからです。

株価の下落が下落を呼ぶ負のスパイラルに陥っているような感じにも見えますが、流石に30ドルまで株価が落ち込むと配当利回りは11.47ドルという途方もない水準まで高まる事になります。

税引き後の配当利回りも9%を超えてくるため、ここまでの水準になるならば少しポートフォリオに加えたいと思います。どうしてもタバコ株は減配はしないだろうという勝手な考えがあるので、安定した高リターンを得るには非常に魅力的な投資対象に見えてきます。

たしかに、今後も株価が下がり続けるかもしれませんし、私のような素人考えで上記のような流れになるとも思えません。

しかし、グロース株に注目が集まりやすい昨今の状況を考えても、決して投資不適格とは考えず虎視眈々とチャンスを狙うのも必要だなと感じます。

それこそ今をときめくハイテク銘柄だっていつ快進撃がとまるかなども誰もわかりやしないのですから。

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