【新興国】米国株一辺倒脱却とVWOへの投資注意点

めーめーおじさんです。

私のポートフォリオに占める米国株の比率はほぼ100%になるのですが、ここ最近は「それで良いのか?」という疑問が出てきています。

間違いなく長期投資を前提にした場合には、多くのサラリーマン投資家にとって米国株というのは最適解であると確信をもって言えるのですが、やはり分散という意味ではリスクがあるなと感じています。

そのリスクは何をもってリスクかというと、今後米国以外の国々が成長に伴ってその恩恵を享受出来ないというリスクです。

ここ数週間に渡り日本株で成長株がないかとリサーチしていましたが、なかなか難しい市場だなあと感じています。引き続き気長に検討していくのは止めませんが、今すぐ何かに投資をするという考えはまだありません。

ではどうしようという事で、新興国への投資を検討していこうという考えに至りました。

VWOへの投資を検討もこれって新興国か?

とりあえず『新興国・おすすめ・ETF』でグーグル先生に聞いてみたところ、「VWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)」という新興国ETFがおすすめと出てきました。以下に簡単にVanguardのホームページから引用して内容をまとめておきます。

・経費率 0.1%
・株価  36.1ドル(20/5/24時点)
・FTSEマージング・マーケッツ・オールキャップ・インデックスへ連動

上図で特に「市場別構成比率」を見て頂けるとわかりますが、中国のシェアが42.8%もあるんですね。また、個人的には台湾(16%)なんかは先進国寄りだと感じています。

保有銘柄を見てみると、アリババやテンセントのような中国の一流企業が最大シェアを誇ります。人によって見方が変わると思いますので、中国はまだまだ新興国だという方もいるかもしれません。

しかし、世界第2位のGDPを誇り、米国に次ぐ軍事費を誇り、IT分野では米国以上と呼ばれ、世界各国に大きな影響力を及ぼしている国が新興国なわけないだろうと自分は思うわけです。

また、今後は米中貿易摩擦が激しさを増していく事が予想され、且つ最近ではそういったリスク回避から、拠点を中国から東南アジアへ移動させる動きが加速しています。

代表的な例としては、Appleが主要サプライヤーへ生産拠点を移すよう求めているというニュースが流れてきました。また、最近では英国が明らかに中国リスクを意識した動きを強めてきています。

昨年末から始まった新型コロナの問題が、ここに来て中国への過度な依存を見直す動きになってきています。結局中国自身は単独でも巨大な市場を抱えているために何とかやっていけるとはいえ、これまでのような急成長は望めないのではと考えています。

また、軍事費の膨張は将来的に維持運用費として負担が重く圧し掛かる事と政治体制を考えれば、なかなか投資先としてあまり魅力を感じません。

時としてETFは分散を効かせた投資が出来る事が最大のメリットなわけですが、こと新興国ETFに関してはこれがデメリットになってしまっているようです(私の場合です)。

他に魅力的な新興国ETFが無いか探してみたものの、「EEM(iシェアーズMSCIエマージングマーケットインデックスファンド)」のように、ベンチマークする指数に韓国が含まれてしまうので、余計に魅力が薄れてしまいます。

ということで、新興国各国へそれぞれ直接投資出来るETFを探してみることにしました。ターゲットは「インド並びに東南アジア」となります。

探してみればあるものですが、もう少しその辺の銘柄をしっかり見ていきたいと思います。続きはまた後日、記事にまとめていきたいと思います。

まとめ

VWOはVanguardの商品だけあって圧倒的な低コストで運用出来る魅力があります。しかし、過去の運用成績云々ではなく、そもそも新興国への投資を考えた時に、果たして本当の意味で新興国への投資になっているかを考慮に入れるべきですね。

何となくですが『欧米&日本抜き版VT』といった感じが私の印象です。当然、中国・台湾の経済成長を織り込んで納得して保有しないと痛い目にあいそうです。少なくとも私の保有検討銘柄からは外す事となります。

やはり表面的な名前だけではなく、ETFもしっかり中身を見ていかないとだめだなと感じました。

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