【生き残り】すかいらーくのニュースリリースを見て感じた事
めーめーおじさんです。
1月20日に外食大手のすかいらーくHDが、約150店舗の24時間営業は廃止、また約560店舗での深夜営業時間短縮を発表しました。
ニュースリリースの内容によると、時代が変化し消費者のライフスタイルが変化したのと、従業員のワークライフバランスを図っていく事を訴えています。
このニュースを見て感じた事
私が大学生の頃は、授業が終わった後に深夜までアルバイトで働き、0時過ぎからバイト仲間や当時お付き合いのあった女性と明るくなるまでファミレスで過ごしたものです。そして、シャワーを浴びてまた大学へ行く・・・みたいな生活をしていました。
深夜帯でも結構お客さんが満席に近い程に埋まっていたのはうっすら記憶にあります。それが現在ではあまりそういった方って少なくなったのかなと体感的に感じるものがあります。
たまに行くすすきのの有名なマクドナルドでも、深夜帯でも結構空いているなあと思う時が多々あるからです。まあこれはあくまで個人的な部分なので「そんなことはない!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが。
さて、このニュースリリースの中で、従業員のワークライフバランスが謳われていますね。これは働き方改革の中で有給休暇取得義務化の流れもあって、本質的には間違いなく「人手不足」というキーワードが見え隠れしています。
都心部ではどうかわかりませんが、私が住む北海道では間違いなく働き手がいない状態で、このままでは作りたくても作れない、そんな状況・時代となってきています。
結局のところ時代に合わせて「お客さんが入らない+店を開けても運営する人がいない=儲からない」というところがこういった経営判断になったんだと思います。
2050年問題の衝撃
先般、内閣府が出した最悪のシナリオでは、2050年に日本の人口は▲4000万人の8000万人に減少します。特に、その内の4割である3000万人が65歳以上の高齢者となります。
これからの時代、内需を支える人口が減少し労働人口も減っていく中で、事業の見直しや生産効率アップを図っていかないと、間違いなく行き詰る展開となります。
コンビニエンス業界でもセブンイレブンがやり玉に挙がっていますが、業界動向を見ていると2019年の大手3社の出店状況は明らかにブレーキがかかっています。
また、取引先のメーカーさんでは、人手不足をきっかけとして生産アイテムの絞込みによる集中生産で生産効率を上げて生き残ろうと必死です。
ここ数年で社会構造が大きく変わっていっている事を身をもって感じているわけですが、10年後・20年後に「今抱えている大きな問題は2020年前後からその兆候が表れていた」なんて分析される日が来るのでしょうか。
2050年といえば、生きていれば私はちょうど65歳となっているはずです。その時に北海道の人口(約500万人)の6倍がこの世から居なくなっていると考えると、本当に恐怖しかありません。
私が住んでいるところから更に田舎へ車を走らせると、将来の日本を感じられますよ。場末感が半端じゃないです。
こういった危機感が私を株式投資に駆り立てます。それも日本株ではなく米国株です。その時に価値が下がった日本資産を持つよりも、まだ価値がある今の内に出来る限り海外資産を買うことで、将来に対するリスクヘッジとなると今は考えています。
最後に
単純にこういったニュースを見るにつけ、一番下流にいる企業がこういった変化をすると、上流にいる取引先も大きな影響を受けるんだろうなと、他人事ではありません…。
企業活動が縮小するする(ならないように企業努力するんでしょうけど)わけですから、仕入れ先は売上が減る事はあっても増える事はありませんね。
個人的には、コンビニエンス業界が24時間営業を止めるようなことがあれば、様々なところに大きな影響が出てくると思っていますので、こういった情報は注意深く見ています。
まあ一つ言える事は、成長には繋がりにくいですよね。こんな状況で日本に投資が出来る方は本当に肝が据わっていると思います。臆病な私にはやはり無理ですね。
本当はオリックスやら三菱ケミカルHDなんかをチェックしてはいるのですが、買う日は来るんだろうか・・・。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません