【年金運用】GPIF資金運用と自分年金
こんにちは。めーめーおじさんです。
厚生労働省が9日にGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の2018年度公的年金運用益を公表しました。それによると厚生年金は2兆4094億円の黒字、国民年金は772億円の赤字となりました。国民年金の赤字は15年度以来3年ぶりとの事です。
私は会社員となって10年以上経ちますので当然ながら月々のお給料から年金は天引きされています。しかし、私の現在疎遠になっている知り合いでは厚生年金未加入者、所謂フリーターの方がいました。当時の私は学生だったのですが、その時から「年金はもらえなくなる。月々払うぐらいだったら貯金した方がいい」という論調がありましが、その知り合いは月々アルバイトで月10万以上収入がありながら国民年金を払わず今後も払わないと豪語していました。
今となっては彼がどうなったかはわかりませんが、同じような方は世の中には少なくないのではないでしょうか?
しかし個人的には年金を未納で良い、という選択肢はあまりおすすめ出来ません。公的年金についてよく取り上げられるのは「老齢年金」になります。こちらについては仕事をリタイア後、基本的に受給開始年齢を65歳として60歳から繰り下げ受給が出来るというものです。
国民年金を40年間全額納付すれば年額で約78万円、厚生年金に加入している場合は年額で約176万円支給を受ける事が出来ます。
年度別の収益率を見てみると比較的安定的に運用益を上げる事が出来ています。厚生年金に加入してしっかり年金を収める事ができていれば、現時点でも月々約14万円をもらう事が出来ます。今後もこういった長期的な視点での資産運用が続くことを考えると、人口減少による現役世代による支え手が減る中でも、年金が全くもらえないという事態は考えにく状況です(受給開始年齢引き上げ、支給額の減少はあるかもしれません)。
事実政府も年金100年安心を謳っていますが、これは今の支給金額を100年続けますという意味ではなく、「100年間は年金制度は維持できますよ」という事です。
今後年金が貰えなくなるという事はないため、一般的な会社員のリタイア後は公的年金が柱となることには変わり有りません。仮に公的年金が支払わなければ月々10万円の収入が無くなることを意味しており、この金額をアルバイトで稼いでいくとなると時給1000円でも、1日5時間×20日の労働が必要となってきます。当然月10万円では生活していくには大変ですから、無年金者はこれ以上働かなければいけなくなります。折角会社員をリタイアしたのに、死ぬまで何が楽しくて働き続けなければいけないんだという感じです。
また、公的年金制度で注目されないけども大事なセーフティーネットとして機能しているのが「障害年金・遺族年金」の2つとなります。これらは万が一の際に経済的なリスクをカバーしてくれる年金となります。これらも年金をしっかり支払いをしていないと受け取ることが出来ません。
将来的な年金不安はありますが、年金を支払わないという選択肢は現時点では悪手と言えると思います。
ここで考えていかなければいけないのは、自分が不安だと感じる将来的な金銭問題をどうしていくかという事です。将来公的年金だけでは賄えない自分の生活費を資産運用でカバーしていくという事が大事だと考えます。
私の目標はブログ名にもある通り2000万円の資産を築くこととなります。毎月8万円(年間100万円)を主に米国株で積立を行い資産運用を行うように決めましたが、運用益が±0の場合は20年で目標の2000万円に届くことになります。それを年率平均4%を複利で運用した場合下図のようになります。
また30年間続けた場合は下図のようになります。
これまでS&P500に投資を行えば年率平均7%で資産形成出来ましたので、控えめに4%で計算しても30年間で投資元本を運用収益で上回る事が出来ます。これはあくまでシュミレーションではありますが、一部の優良な米国株(投資信託含む)へ投資を行っていけばこの通りにいく可能性が非常に高いです。
仮に5000万円まで資産形成出来れば、その後年率4%で運用した場合年間で200万円の運用益が見込めますので、年金と併せれば生活に困ることはなくなるだろうと考えます。
我々のような一般庶民が将来を悲観するのであれば、リタイア後の目標をざっくり決めてそれを達成するためにはどのような手段で目標を達成するべきかを考えていくのが合理的です。特に今の制度をフルに活用する事が重要だと考えます。
※日本は恵まれていますので誰もが簡単に資本家になることが出来ます。
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