【脱はんこ】日本の生産性が低い理由を考える

めーめーおじさんです。

菅首相の誕生で「脱はんこ」が騒がれています。つい最近でもこんなニュースがでていましたね。

『脱はんこ「反対」へ共闘 自民印章議連と山梨知事』

政府の行政手続きに必要な押印廃止に向けた動きに対して、はんこ議連と国内有数のはんこ生産地である山梨県知事が色々と動いたようですね。

そもそもはんこを無くそうという動きは、無駄な作業を減らして生産性を上げる事が目的なはずです。はんこ自体が無くなるわけでもなく、はんこ自体の需要が劇的に増える事も考えにくい事から、逆に注目されている今を利用して、新たな新規需要を開拓する方法を考えた方が前向きな気がするのですがどうなんでしょう。

さて、今回の件で個人的に思うところがあり簡単ですがブログで残すことにしました。

個人的には、はんこについて良い悪いを論じるのはそれこそ本質を見誤ると感じています。今回の騒動で注目しなければいけない事は、「はんこ=業務効率悪化」ではなく、そもそも企業の業務内容自体に問題があるような気がしてなりません。

ちなみに、全てそうだとは言えませんし、あくまで私の仕事というごく限られた範囲の話ということだけはご了承下さいw

業務改善で電子化を進めるも結局押印が必要www

もう見出しそのまんまなのですが、私の勤め先では様々な申請業務が電子化が進んでいるのですが、結局は最終的に決裁権を持つ人間が紙で出力して押印をするという作業が発生しています。

折角の効率化アップを図るための電子化なのに、結局は紙代の節約にもなってませんし、押印業務はまったく減らないというよくわからない事が起きています。

私自身も日々色んな書類に押印を行うわけですが、毎日それだけでも30分~60分程度の時間を費やしてるのではないでしょうか。

仮に30分/日を押印業務に費やすとして、

・30分×245日=122.5時間

と、年間でも押印業務だけで最低これだけの時間を費やしているわけです。書類の内容によっては押印は必要なものもありますが、完全に電子化されているものに関してまで自分で印刷して押印する意味がわかりません。

当然、自分のパソコン上で社内IDとパスワードでシステムへログインし電子決裁を行っているわけですから、よっぽど信頼性という意味ではこちらの方が良いような気がしています。

全ての企業が同じだと言えませんし、私の勤め先だけがこういった非効率な事をやっている可能性も否定できません。

ただ、折角いい方向に手間とお金をかけて改善しているはずなのに、これまでとやっていたことが実質変わらないというのもおかしな話です。

今回は「はんこ」という部分に注目がされていますが、本来はこういった日本企業の非効率な面を改めていくきっかけとならなければいけないのになあと感じています。

まあこんな馬鹿みたいな話しは私のところだけなのかもしれませんが、はんこに限らず非効率な仕事はまだまだ多いなと感じる部分が多々あります。

こういった部分を取り除いていけないと、いつまで経っても海外と戦っていける気がしません。まあはんこ議連の先生方については、日本からはんこ文化が無くなる事はないでしょうから、役人へ無駄に問い詰めるような事をせず、もっと建設的にはんこ需要拡大に向けてもっと知恵を出す時間に使った方が良い様に思います。

まあそんな需要がそもそもあるのかっていう問題はありますがwww

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