【70歳】生涯現役という名の死ぬまで搾取

めーめーおじさんです。

2月5日(水)の日本経済新聞5面に「70歳現役社会へ一歩 シニア雇用、法改正案を閣議決定」という記事が載りました。

記事内容によると、「政府が4日、70歳までの就業機会の確保を企業の努力義務とする高年齢者雇用安定法などの閣議決定した。」というのを詳細に伝えています。

いつまで働くのかという問題

上記の法改正案については、様々なメディアで取り上げられていますのでここでは詳細は書きません。しかし、70歳まで就業機会確保に向けた企業側の努力義務をうたった今回の法改正は、一つのターニングポイントになるかなと感じています。

現行法では、企業側に65歳まで希望者全員の雇用を義務化されています。恐らくこのまま70歳までに引き上げられるものと予測出来ます。

私の勤め先についても、こういった政府の動きを受けて、いち早く70歳までの雇用ルールを整備した上で、シニア層の雇用に力を入れ始めています。
※人手不足という状況もありますが。

更にその先の完全義務化も見据えた、役職定年の延長も視野にいれており、通常55歳で役定を迎えるわけですが、既に複数人がその制度を受けて一般職に戻らず現職に残っています。

こういった法律・制度について当然メリット・デメリットがあるわけですが、ここではそれは語らない事とします。

それよりも70歳まで働けるという事実に対してどういった課題があるかというところに少し触れておきたいと思います。

【日本人の健康寿命】
男性:72歳(平均寿命81歳)
女性:74歳(平均寿命87歳)

健康寿命とは、「日常生活に健康上の問題で制限なく生活できる」のがいつまでなのかというのを表しています。よくニュースなどに取り上げられるのは平均寿命の方で、世界的にも日本人は長寿であると言われます。

しかし、健康寿命の観点からみてみると、平均的な日本人は70代前半までが足腰しっかりした状態であると言えます。仮に70歳まで働けたとした場合、引退後はたった数年(男性なら2年!)好きな事をやった後は、自由がきかない体で生活していかなければいけません。

これでは生涯現役なんてフレーズを使ってはいますが、死ぬまで働け!と言われて搾取される立場に変わりないと感じています。

話は戻りますが、驚くことに日経新聞によると70歳以降まで働きたいという60歳以上の高齢者は8割もいるそうです。理由は様々あると思います。しかし、好きで働き続ける方はどのぐらいいるのでしょうか(当然好きで一生働きたいという方もいるはずですが)。

少なくとも私はそんなにしてまで働きたいとは全く思わないです。それが仮に金銭的理由で働き続けなければいけないのであれば悲しいですね。

だから私は資産運用を行っています。確実に60歳になったら引退出来る資産を築いてやるぞと。出来る事ならもっと前にリタイア出来たら良いなあ…。流石に70歳までは私は働きたくないです…。

忙しいサラリーマン生活を引退したら、日本国内・世界を色々と旅をして周りたいというのが引退後の夢です。それが現実のものとなるように、堅実な資産運用を着実に実践していきたいと思います。

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