【悪徳】情報商材買うぐらいだったらS&P500を買うべき

めーめーおじさんです。

12月11日のニュースで、ネット上で情報商材を販売した業者3社が、約7億9千万円の所得を隠して脱税したとして、東京国税局が経営者の男性と3社を告発したという内容が流れました。

情報商材とは、様々なノウハウをより収入が得られるという内容が多いそうですが、本件に関しても為替取引にまつわる情報商材だったという事です。

情報商材は買ってはならない

別に情報商材を否定するつもりは毛頭ありませんし、本当に良質な情報も中にはあるとは思うんですが、個人的には高いお金を払って内容がわからないものを買うよりも、TSUTAYAへ行って自分が学びたい本を買ってきた方がよほどコスパが良い様に思えてなりません。

今回話題に挙がった業者の情報商材の1つは、バイナリーオブション取引に関するものだったみたいですが、約80万円もの価格で販売していたみたいですね。あまり良い情報が出てきませんが、為替取引の知識は全くありませんし、この情報商材を実際に買ったわけでもないので内容にかんしてとやかく言うつもりはありません。

こういったよくわからない商材に大金を払ってまで何を得ようとしたのかよくわかりませんが、恐らく短期間で大金を得ようとした方々が一定数いたことは、この業者の脱税額をみても明らかです。

しかし、よく考えてほしいのですが、この80万円をS&P500に連動する投資信託もしくはETFに投資を行って入れば・・・、

・10年後 157万円(1.96倍)
・20年後 310万円(3.88倍)
・30年後 609万円(7.61倍)
※年利7%で計算

へと大きく資産を増やすことが出来たはずです(単純計算です)。短期間で儲けようと考えるからこういった「時間を味方にして資産を増やす」という個人投資家最大の武器に気づかないのだと思います。

もう80万円無駄にしても良い覚悟があれば、いっそのこと中小型株で一攫千金を目指すか、もっとぶっ飛んで暗号資産(仮想通貨)を購入したほうがよほど良い結果が得られる気がしてなりません。

全てを疑い自分で調べて自分で判断する

話が少し逸れますが、仮想通貨関連事業を行っていたビットマスターが11月22日に破産の申し立てを行いました。破産申請したビットマスターの負債総額は約109億円と巨額で、債権者は2万2300人に上るとの事です。

この会社の事業内容を見てみると、もとは家庭用浄水器の販売会社だったのが、2017年に仮想通貨事業へ進出、しかし、仮想通貨取引所が登録制になったこともあり運営元となれなかったために「仮想通貨のATMを設置する・代理店事業」を行う事に。

結局は代理店事業に参加した個人会員から預かったお金が、ビットコイン相場が上昇したことで同数のビットコインが調達できないとする、理解に苦しむ理由で破産するに至ります。

ここで普通?ならば、仮想通貨へ投資をしたいのであれば、各取引所へ口座を作って自分で取引すればいいだけの事です。それを代理店などというわけのわからないものに、自分の大事なお金を預ける事で、大きな資産を失う事になったわけです。

先に述べた情報商材しかり、仮想通貨なり、まずは自分で本やネットで調べる事が大事です(これが出来ない人が本当に多い!)。

米国株ブログ村でも、良質な記事をあげて下さる方々が沢山いらっしゃいます(しかも無料!)。それでも、それが本当に正しい情報なのかの裏どりなどは行うべきだと考えます。そして、それは自分で調べる事が大事で、そこまでやって初めて自分が納得した形で判断すれば、何が起きようとも投資方針がぐらつくことはないと思います(私はたまにぐらつきますので修行が足りません!)。

自分が血反吐吐きそうになりながら稼いだお金ですから、出来る限り納得した形で他人に惑わされることなく、これからも淡々と投資を行っていきたいものです。

それでは最後に一言…、

「情報商材を買うぐらいならS&P500を買う事」

を、私は強くおすすめしたいです。

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