【リストラ】サラリーマン冬の時代を生きる道
こんにちは。めーめーおじさんです。
9月27日のダイヤモンドオンラインでキリンビールのリストラについての記事がでていました。その内容によると、45歳以上の社員を対象とする早期退職を募集する、その理由はバブル入社組みの50代部下無し社員をターゲットにリストラするとの事です。
いよいよサラリーマン冬の時代到来か
キリンHDは日本では超が付くほどの大企業であり、食品業界ではJTに次ぐ第2位の売上規模を誇ります。会社四季報によるとキリンHDの平均年収は1000万を超えている事から、キリンビール社員もかなりの高給を貰っていることが伺えます。食品会社はまだまだ年功序列が根強いため、今回リストラ対象となる社員も相当な高給だという事が容易に想像出来ます。
ここで気になるのは上記の記事にもある通り、比較的業績が安定している同社がリストラを行うという事です。若手社員に機会を与える等は副次的なもので、年齢構成をリストラにより変更し固定費削減につなげたいというのが会社の本音ではないかと思います。
私の勤め先も将来の更なる高齢者雇用を見据えた人事制度の変革真っ只中にありますが、収益を圧迫する大きな要因の1つにはやはり人件費が挙げられます。
今後このような流れが続けば、ただでさえ毎年上がる税金などでの収入減と、雇用の不安定化による景気の冷え込みは加速していきます。日本という国は新卒一括採用を中心とした環境にありますので、リストラされた方々は人手不足を背景とした好調な転職市場の波にのり次の職場を見つけるのだろうと思いますが、これまでの年収を維持する事は非常に困難な状況に追い込まれるのではないでしょうか。
私も過去に就職活動を行っていた時に第一志望で就職を目指した会社がキリンビールでしたが、全くかすりもしませんでしたね。その後、同じような業界に入りましたが、ビール会社の営業マンは仕事が出来る以上にもの凄いタフな印象です。よく「バブル世代は・・・」と言われることがありますが、日本でもトップクラスの人材が揃うキリンの社員でリストラですからね・・・。
少し自分の環境も交えて考えてみる
私自身についても世間一般では非常に恵まれた会社で働かせてもらっています。外面は一流企業と言われるような会社です。しかし、やはり営業職については現在は大分改善したとはいえ、かなりタフな働き方をしており人によってはブラックな職場と言われるような環境です。
また、年齢構成が少し歪になっており、50代以上の割合が多く40代は上が詰まっており名ばかり管理職が増えてきています。そして私のような30代が最も割合が少なく、20代からはまた厚くなってきていますが人手不足で採用環境が悪化しているという状況です。
丁度私は谷間の世代となっているわけですが、配属された事業所には1個上に先輩が1人いただけで、その上は10歳以上年齢が離れていました。典型的な体育会の職場で月に2回しか休日がなく、早い日は朝の6時前には出社をし帰宅は翌日の1時という状況で、たまの休日でも朝の6時から数字の詰めの電話(メール)攻撃。今でいうパワハラも酷く人格否定は朝飯前、子会社への出向をほのめかされたりあまりの辛さに正直に悩みを上司に打ち明けたら同僚に全てばらされバカにされ会社を辞めろと言われる。極めつけは親族に不幸があり会社を休むことを申告したら「忙しいのに迷惑ばかりかけやがって。2度と会社にでてくるな!」と言われたことでしょうか。
まあよく自分は耐え抜いたなと思います。それがこの10年で職場環境が劇的に改善していき、私自身も自分で言うのも何ですが比較的優秀な部類に入るのかトントン拍子で出世してしまい、かつて私にパワハラを働いていた上司が自分の部下になってしまいました・・・。
昔は私も血気盛んで立場を逆転させたら同じ事以上のことで復讐してやろうという負の感情だけで頑張ってきたわけですが、今となっては特にそんな気持ちも無くなってしまいました。その理由は、やはりリストラまでされない迄も若年層優遇の傾向があり、今の50代以上を見ていると将来の自分を見ているようで他人事とは考えられないからです。若手社員はそんな姿を見ているので出世したくないと言うし、窓際に追いつめられる管理職を見ていると本当にどうにかしないとヤバいなと感じます。
今だから思うのですが、現在の50代以上の世代は能力は今一つないですが、とにかく猛烈に働いていました。愛社精神も凄いですね。翻って私より下の世代ですが、能力は飛び抜けて高いのですが精神的な弱さが目につきます(あくまで私の周囲の話です)。その中間にいる自分は、自分の将来のために諸先輩に気遣いを行いながら若手社員が納得出来るような職場環境を作りながら結果も出すというマネジメントに精を出しています。
そこまで頑張ってもキリンみたいに50代に差し掛かった時にリストラにあったら・・・、いたたまれないですね。
何があっても大丈夫な環境を作っていく
職場での環境整備は進めていますが、それでも不測の事態に巻き込まれた場合はやはり自分の市場価値を高めるか、もしくは仕事を辞めても大丈夫な資産を築く事だと思います。特に後者は重要ですね。精神的な安定感がどうしても欲しいと感じます。
今後の経済状況は楽観視出来ませんが、それでも投資を通じた資産形成は私のような世代は必須になってくると思います。今は米国株一択で集中投資していますが、今後の市況をみながら不動産(リート)にも広げていきたいなと現在勉強中です。
好不景気は周期的に訪れるものであり、下落局面での継続的な投資は将来の資産形成に大きく寄与することから、しっかり勉強して将来に備えていきたいですね。
※今回はいつも以上にまとまりのない記事になってしまいました。ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。
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