ウ産穀物輸出合意の履行停止に見る今後

めーめーおじさんです。

ウクライナ産の穀物輸出を巡る合意についてロシア側が「履行の停止」をすると表明がありました。仲介役のトルコが説得を試みているようですが、今後予断を許さない状況になっていきそうです。

詳細はネットニュースにに出ていますので敢えてここには書きませんが、我々は投資家ですから今後どういった影響が出てくるのかなという視点が重要に思います。

単純に思いつくのは、米国株であればADM(アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド)になるわけですが、こちらの会社の株価が大きく上がる可能性が出てきました。

過去3年の株価チャートを見ていますと、徐々に右肩上がりではあるもののロシアのウクライナ侵攻ぐらいからの上がり幅が相当な感じになっています。

小麦先物価格については最高値から半値程度まで落ちてきているわけですから、ここで大きく小麦価格が上がるようだと、こういった銘柄にも影響が幾分かでてきそうな気もします。

日本企業でいったら思いつくのは総合商社、食品企業全般、食品スーパー全般、といったところでしょうか。それぞれ相場の影響を良い悪い受けてくるわけですから、こういった企業にも多少注目していた方が良いのかと思いずっと監視を続けています。

さて、これらの企業に関してはとりわけADMは業績を見ていませんから、単純に外的要因による株価の浮き沈みを予想しなければならないため、いくら穀物メジャーと言われていても投資をしようと現時点ではありません。

また、日本国内企業においても、このウクライナ関連で最近では少し大きめのニュースを関連付けた投資をしようとも思いません。そう思うのにはいくつか理由があるわけですが、

・思ってる以上に小麦先物価格は上昇しない。現状維持か多少高くなるぐらい。

と個人的には考えているのが大きいからです。当然世界人口は伸び続けているわけですから、超長期的視点で考えれば上がらなくてはおかしいわけですが、短期的にはそれほど影響はでないと考えます。

なぜならば、1年前からウクライナは穀物の輸出に四苦八苦してきたわけですが、これだけ時間も経っているわけですから何も想定していないとは思えませんし、何が何でも出荷しようとすると思うんですね(根拠ありませんが)。出荷出来なければインドはじめ新興国は結構しんどい思いをするはずですから、意地でも輸出すると思うんです。

また、日本株についてもどこまで影響があることやら。小麦はかなり幅広い業種に影響はしてきますが、小麦粉の影響はあまり出ないような感じがしてます。

この辺は本業に関わってくることですからこれも詳細は飛ばしますが、こういった具合に考えていますから、こによってじゃあ投資をとならないわけです。

先のこと等見通せませんが、はたしてどうなることやら。

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