テスラ初日から-12%と急落しましたね(´・ω・`)

めーめーおじさんです。

個人投資家に大人気のテスラですが、世界販売台数が当初目標を下回ったことにより前日比-12%と急落してしまいました。それでも前年比+40%という驚異的な売上伸長率なんですけどね。

個人的にはテスラ、というかEV自体に懐疑的なものですから、テスラへの投資は一貫してやるつもりはないと言い続けています。

株価がグーンと伸長して株クラ界隈が湧いていた時も否定的に思った事を記事にしてきたわけですが、なかなか実際にここまで暴落してしまうと厳しい世界だなあと何とも言えない気持ちになります。

上図は5年チャートになるわけですが、最高値から-70%という状況です。とはいえ、切り取り方の問題であって、現在の株価水準は2年半前の水準ですから、2019年以前に仕込んでいた方はまだまだ余裕な感じなんでしょうね。

ただ、私が投資を始めた頃から急激に株価は伸長してきていて、SNSやら米国株村なんかで投資インフルエンサーがこぞって推奨していたわけで、米国株ブームに乗っかって投資を始めた個人投資家、とりわけ経験年数が浅い投資家が結構な痛手を被っているんじゃあないかと感じているわけです。

当時は私もその凄さが全くわかりませんが、テスラの凄さは自動運転技術にあり、他社と比較しても比類ないデータ蓄積があって、それが将来大きな利益を会社にもたらすといったものでした。

私自身は北海道に住んでいますが、周囲で車を購入しようとする人たちにEVを選択する人はほぼ皆無です。充電施設の貧弱さもさることながら、そもそも寒冷地でEVって大丈夫なのか?っていう問題と、その自動運転技術に全く魅力を感じないわけですよ。

圧倒的に本州よりも広大な土地を長距離運転する機会が多い訳ですが、一冬超えた道路というのは除雪で白線が削れてありませんし、道路自体がボッコボコなんですね。また、厳寒期なんて真っ白のどこが車線なの?視界1m?みたいな状況もあるわけで、どこまで自動運転してくれるかわかりませんが、こういった過酷な環境に住んでいる人が比較的先進国と呼ばれる国々に多いわけで、賛否はあれど拡大するEV市場の中でも限られたマーケットで戦うしかないのかなと感じます。

また、テスラは比較的価格帯が高いわけですが、上記のような環境にない国々では高すぎて中国EVなどに価格面で勝てないのかなとか感じるわけです。

そんな中で、値下げして販売しているという情報も出ていますから、個人的にはスマホ=iPhoneという感じで、EV=テスラというブランドイメージを大切にしながら販売していかなければいけない車だと考えているので、自ら値引販売をして販売台数を増やすというのは、広告を打たないテスラにとってマーケティング面で悪手なのではないか?と感じているわけです。

せめて既存車種を値引販売せずに、イメージを崩さないようにiPhoneSEのような廉価版を出せば良いんでしょうが、廉価モデルでさえ500万超えですからね。どうしても補助金頼みになってしまう価格帯です。

それと気になるのは創業者のマスク氏の動向ですね。私がお世話になっているTwitter社を買収するのは良いですが、彼がどれだけ偉大で優秀でも、あっちもこっちも無理でしょ。普通に考えて。テスラに割くリソース足りてるのかな。

彼自身がテスラの広告になっているわけですし、いつも保有株式を売らないと言っておきながら売ってしまうんですから、それだけ結構な株価の下押し圧力になるんではないかと思うんですね。

少し前にマスク氏が保有株の売却というニュースが出た時に買い向かった投資家も多いと思いますが、それが何千億円という単位で継続して売却され続けると流石に苦しいですよね。

創業者の方が大量の株式を保有するケースというのはそんなに珍しいことではありませんから、がっちり握ってしっかり経営もしてくれるならば心配する必要もありませんが、あっちも手を出しこっちも手を出し、お金が足りなくなったら株を売る、の繰り返しだったら正直厳しいですね。

まだまだ買い向かっている個人投資家のツイートを見かけるので、これからももう少し下落しそうですね。だって売ったら買ってくれる人がいるんですから。買う人がいなくなって初めてまた株価が上がってくるのかなと、傍から眺めるだけにしています。

いずれにしても株式時価総額では上位20社にはランクインしているわけで、S&P500などの指数にも少なからず影響を与えているわけですから、こちらの銘柄の動向をしっかり追いつつ、株式市場の流れをみるというのも良いかもしれませんね。

 

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