【MO】アルトリア第3四半期決算
こんにちは。めーめーおじさんです。
米国株投資家に大人気?のたばこ銘柄であるアルトリアが第3四半期決算を発表しました。今回はグループ会社Juulの45億ドルに上る減損処理の報告もしていますね。いつもの如く私は簡単に業績について触れておきたいと思います(英文苦手なので気になる方はこちらをどうぞ)。
・売上高68億6000万ドル(前比0.3%増) ※予想67億9000万ドル
・EPS1.19ドル(前比10.2%) ※予想1.15ドル
・たばこ出荷量▲6.6%、葉巻出荷量+4.1%
・2019年のコンセンサスEPS4.20ドルに対して4.19~4.27ドルになると予想
また別記事を見ていたらハワードCEOの言葉として以下内容がでていました(簡潔にまとめます)。
・「当社の中核であるたばこ事業は第3四半期は優れた結果をもたらした。2019年の計画は順調であり、2019年通期の調整後EPS成長率は5~7%にするガイダンスを再確認する」
・「たばこ産業の進化は大きなチャンスであると信じている。現在の喫煙者の動向や電子たばこの混乱により、IQOSを拡大する絶好の機会だと考えています」
・「これらを考慮し、2020年から2022年までの年間で5%~8%の調整後EPS成長を目標とする」
・「中核のたばこ事業で持続可能な収入増加を生み出し、強力な配当を通じて株主に還元していく」
・「またこの期間中は調整後EPSの約80%の配当性向目標を維持していく予定」
もう少し株価は上昇していきそうですね
Juulの巨額な減損処理が発表されましたが、これを除くとEPSはしっかり成長しているのがわかりますね。もともと株価に織り込まれていたのか、市場開場後に一気に株価が上昇していますね(10/31 22:38、+2.37%)。Juulの電子たばこを巡ってはFDAや特定のエリアで厳しい規制がひかれている状況ですが、2020年第1四半期で解決することを期待しているとのことです。
また、アルトリアは第3四半期に自社株の買い戻しを行わなかったために、2020年末までに10億ドルの自社株買戻しを完了するとのことです。
IQOSについては9月からジョージア州アトランタを皮切りに、第4四半期はバージニア州リッチモンドへ拡大していくとのことですね。
なかなかたばこ会社はネガティブニュースばかりで株価が落ち続けていたわけですが、少しずつ良いニュースも出る様になってきましたね。今回でJuulの悪材料も出てきましたし、配当利回りが依然7%を超えており、今後FDAの動向次第ではありますが投資妙味があるように感じるのですがいかがでしょうか。
主力のマルボロの出荷量は第3四半期で▲6%(1-9累計▲6.1%)と、市場シェアは▲0.1%で43.1%となっています。出荷数量が減少している状況ですが、まだまだ安定したキャッシュフローを稼ぎ出していますし、そのほとんどを投資家へ還元してくれていますので、インカムゲインを中心とする投資家の方々にはまだまだ魅力的な銘柄ではないでしょうか。
これからは米国内で拡大していくであろうIQOSも引き続き寄与が出てくるであろうと思われます。また、電子たばこも大きく規制をされている状況ですが、これ以上状況がもっと悪化する可能性も低いのではと希望的観測をもっています。
しかし、やはりたばこ株は特有のリスクと、株価の動きをしますので上級者向けという認識は変わりません。全財産を全ツッパするほどの勇気(お金も)はありませんので、引き続きお小遣いコツコツ投資を続けていきます。
※少し前からお小遣いコツコツ投資を始めました。メインの金融資産と分離管理する事で、株価下落局面にも精神的負担を減らします。
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