【LK】ラッキンコーヒー大暴落!!!違法行為発覚か!?
めーめーおじさんです。
最近、新年度が始まり激務続きで株式相場から離れていたのですが、ようやく一息ついて米国株式市場の個別株の動きをチェックしていたのですが、株価が▲75%と大暴落している銘柄を発見しましたw
その名もラッキンコーヒー(LK)です。株価チャートですが瞬間移動のような動きをしています。プレマーケットでは▲80%まで落ち込んだようですね。
こちらの企業は中国のコーヒーチェーンなので、コロナ関連で問題が発生して爆下げしているのかと思ったらそうでもないようです。
上図はLKのプレスリリースになります(リンクはこちら)。長々と書いてありますが要約すると・・・、
・同社の取締役会が特定の問題に関して特別委員会を設立し内部調査を始めた
・2019年第2四半期から第4四半期までに、上級幹部と数名の従業員が不正行為(偽造取引)を行った
・関連する売上高は約22億人民元(約330億円)で、大幅なコストアップとなった
・違法行為の責任者に対して法的措置を含む適切な措置を講じるが、上記期間中のガイダンスは信頼できなくなった
という感じでしょうか。過去にはMuddy Waters Researchという物言う株主が、ラッキンコーヒーの財務の数値改ざんを主張していたそうですね。Muddy Waters Researchをグーグル先生で検索してみると、ホームページには「空売りを中心に展開している。徹底的な情報収集・分析を行い、過去粉飾決算などの問題を暴露してきた」と書いてあります。
LK自身はこの件に関しては否定しているようですが、2020年1月31日の出来事ですから、この出来事が影響しているかどうかということですね。
既にアメリカ版ヤフーニュースでは、集団訴訟に向けた弁護士事務所のページで溢れかえっていますwww
かつて保有していたアルトリアを思い出しました(笑)
問題のある企業へ投資をするべきか?
今回は同社から出てきた情報ですから、会社に大きく損害を与えるような案件なのは間違いないのでしょう。しかし、同社の店舗数は約4000店舗を超える規模を誇り、スタバを追いつけ追い越せとやってきた勢いのある新興企業でした。
ビジネスモデルや中国本土での評判を見ている限りでは、コロナ問題はあるにせよ中長期的に見て買ってもいいのかなという気持ちにさせます。
しかし、世界中を見渡すと素晴らしい企業が沢山あるなかで、わざわざ問題を起こした企業にリスクをとって投資をするかと言われれば難しいですね。
やはり企業文化というのは並大抵の事では変わらない事を身をもって実感しているからです。
私の勤め先はそこそこの規模の会社なので、企業買収なんかも仕掛けるのですが、中には問題を抱えた企業を救済する形で行う時があります。
既に数年~10年以上経っているにも関わらず、そういった企業はなかなか良い方向に変わらないんですよね。自分たちの会社が潰れかけたはずなのに、どこか大丈夫という意識があるのか、変わろうとしないというか…あまり理解出来ないですね。
ラッキンコーヒーがそうであるかは知る由もありませんが、問題を起こすにはそれなりの理由があるという事です。
こういった場面で果敢に買い向かえる投資家さんは上級者かギャンブラーのどちらかですね。少なくとも同問題がはっきりして業績に与える影響を確認してから投資をしても遅くないと感じます。
どうせ米国内でその後に訴訟地獄が待っているのですから・・・。まだまだ下げる余地はあるのかなと思っています。
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