【朗報】マスターカード(MA)中国キャッシュレス市場参入まであと一歩
めーめーおじさんです。
米国大手決済サービスのマスターカード(MA)ですが、NetsUnion Clearing Corporation(NUCC)との合併会社であるMastercard NUCC Information Technology(Beijing)により申請書を提出。
中国国内におけるカード決済機関を設立するための準備を開始することを中国人民銀行から承認を受けたとニュースリリースされていました(リンクはこちら)。
中国の巨大市場参入まであと一歩まで来ました
中国のキャッシュレス普及率は約60%と言われており、近年急速に市場が拡大しています。その市場規模は27兆ドル(約2970兆円)と巨額となっており、今後も伸長が見込める有望市場です。
これまで中国市場は銀嶺カードが国内シェア9割を握る寡占市場となっていましたが、風穴があいたのは米中貿易摩擦からの2020年1月15日に結ばれた米中第1段合意の中で、米系決済大手企業からの申請書を90日以内に検討するという内容が盛り込まれたことから始まっています。
MAは2019年3月に上記中国企業と合併会社を設立しており、同じく申請中のアメリカンエクスプレス、ビザを差し置いて承認を得たこととなります。
MAのニュースリリースには・・・、
「1年以内に中国人民銀行に国内のカード決済活動を開始する正式な承認を得るための申請が出来ます」
と書いてあります。中国には特有の政治的リスクがありますので、正式に市場参入が果たせるかどうかは今後もウォッチしていく必要がありますが、ますます業績に好影響が出るのではないかと期待を抱かせるニュースですね。
ビザ(V)はどうなるのか?
私の保有銘柄であるビザに関してはMAに先んじて2018年に中国へ申請をしています。現在のところでは、準備完了通知が届いてから1カ月以内に中国当局は申請を受けるという報道も出ていますので、それ待ちというところでしょうか。
ビザの株価はMAにアンダーパフォームしており、ホルダーの私としてはライバルのMAに負けて欲しくないという気持ちは少し持っています。
しかし、どちらも圧倒的な業績・財務基盤・成長性を持っており、甲乙つけがたい銘柄同士ですね。結局どちらを保有しても間違いはないかなとも思っています。
実際に両方保有している方も居るのではないでしょうか?私はビザの圧倒的な市場シェアが決めてとなりビザを保有しています。
今後の両社に関しては、中国の巨大市場にいかに食い込めるかが更なる業績拡大、ひいては株主の利益に繋がりますので、しっかりこれを機会に稼いでもらいたいですね。
そして今後ますます注目していかなければいけないのは米国大統領選挙ですね。現在民主党候補を決める戦いが繰り広げられていますが、左派のサンダース氏が大統領候補と選出されたら株式市場に一波乱ありそうです。
これが大統領になったら・・・と考えると寒気がしますね。今回の決済大手が中国市場に食い込めたのはトランプ大統領だからだと思っていますので、是非トランプ大統領にはもっと頑張って貰わなくちゃですね。
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