【ＥＵ離脱】英国、ＥＵ離脱に向けた第一歩
こんにちは。めーめーおじさんです。
17日にＥＵと英国はＥＵ離脱案の見直しをめぐる交渉で合意しました。懸案事項だった北アイルランドの国境問題でお互いに妥協したとの事です。
イギリスという国名は日本語の通称であり、正式名称は「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland（グレートブリテン及び北アイルランド連合王国）」であり、イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドのカントリーが単一の主権国家を形成しているのが特徴です。
特に北アイルランドに関しては唯一陸続きで国境が続く地域であり、歴史的・宗教・民族においても非常に複雑で難しい場所となっています。
先般行われたＥＵ離脱を巡る国民投票でも北アイルランドの住民は56％の人々がＥＵ残留をを支持しています。しかし、ジョンソン英首相が率いる与党保守党は議会の過半数を満たしていないため、北アイルランドの地域政党・民主統一党が閣外協力していますが、この民主統一党は非常に保守的と言われイギリスへの帰属意識が高い事で有名です。
今回の合意案で伝わってきている内容では・・・、
・英国全体がＥＵの関税同盟に残る従来案を撤回。
・北アイルランドのみが英国の関税体系下にいながら、ＥＵのルールに実質的に従う。
・同制度を継続するかは4年ごとに地域の賛否を問う。
という内容となっています。北アイルランドへ配慮した内容となっていますが、先に触れた民主統一党は不支持を表明しています。こういった理由で、今後議会での今回の合意案が承認されるかは見通せない状況となっており、依然「合意無き離脱」へ突き進む可能性は残されています。
今後の株価への影響は？
今後についてはＥＵ離脱となると、合意していようがしていまいが英通貨のポンドが下落する事が予測されます。一時的な株価下落局面もくるものだと思います。合意なき離脱の場合は、その下げ幅が広く、更に金融セクターへの打撃が大きそうですがどうなんでしょうか。
投資家にとっては絶好の買場となる可能性がありますので、個人的にはＢＴＩの株価を注意深く見ているところです。
たばこ株かあ・・・なんて声が聞こえてきそうな気もしますが、世界最大（上場している）のたばこ会社であり、グローバル企業ということもあり今後ポンド安が進行すれば業績への好影響が予測されますし、安定したキャッシュフローを生み出す事を考えれば、一気に株価が下げてくれれば投資妙味が出てくるかなと考えています。
まあ私みたいな弱小投資家ですらこんな事を考えているので、実際蓋を開けてみたら全然違った動きをしているなんてことも考えられますので、安く買えればラッキーぐらいで構えておきます。
また、日本は円高に進むかもしれませんので、その場合は少なからず日経平均にも影響が出てきそうですね。
