【半導体】投資を行いたいが地政学的リスクがどうしても気になる
めーめーおじさんです。
もうここ最近はポートフォリオの出血が止まらず、だばだばと含み益が流出している状況です。ついにRIDE（ローズタウンモーターズ）なんかは含み損が順調に-40％を突破し、そろそろ-50％へタッチしそうな程に株価は暴落しています。
しかし、私としてはこういった局面でこそ買い向かうべきだと考えており、あまり気にしない様にしていますが、逆に注目しているのは「これまで右肩上がりで上昇し続けて手が出しずらかった銘柄の下落」です。
あまりにも魅力的な銘柄が沢山ありすぎるので、運用資金が1000万にも満たない弱小投資家の私としては、資金を分散させすぎない様に銘柄数を一ケタ台に絞り込んでいます。
それでも、いつでも気になった銘柄へいつでも投資が出来る様に現金は用意していますし、常に株価をチェックしているわけです。
やはり第一候補はスマートグラス関連銘柄へ再度資金を投じていきたいと考えていまして、相場が一波乱二波乱あればある程度落ちてくる事が想定できるKOPNや、キャシーさん率いるARKが組み入れて更に話題になったVUZIに注目しています。
そして次点では半導体関連銘柄へ投資をしたいと前々から考えていました。半導体については、その国における安全保障まで語られる程に、近年その重要性が増してきています。
また、半導体需要の増大と米中対立、大手半導体メーカーの工場火災などによる需給ひっ迫もあり、このトレンドが継続する事を考えれば、この先の投資対象として非常に魅力を感じています。
しかし、半導体業界の宿命として非常に浮き沈みが激しい業界であり、最近ではあれだけ世界を席巻したインテルですら台湾TSMCや韓国サムスンに後れを取っている状況です。
当然私はこういった業界に精通しているわけでもなく、興味本位でさくっと調べたところではTSMCが如何に素晴らしい企業かもわかりましたが、将来にわたって大丈夫だと確信を持てるわけでもなく、関連銘柄、特に個別銘柄への投資は困難を極めます（私の場合）。
そこで投資対象として浮上するのが、半導体ETFの代表格であるSMHと半導体ブル3倍ETFであるSOXLとなります。
SOXLについては買いやすい株価まで分割して下がったために手が出しやすいなと感じていますが、流石に現在のポートフォリオにこれ以上ハイボラなリスク資産を入れるのもどうかと思い、SMHの株価を興味深く観察をしています。
直近のチャートは右肩上がりできていますが、ここ最近の調整で昨年末ぐらいの株価へ下落しています。今後も下落し続けるかもしれませんし、それはわかりませんがそれでも今のトレンドを考えれば非常に魅力がある銘柄には間違いありません。
しかし1つだけ気になる点をしては、TSMCの組入れ比率が13％程度と結構でかいんですね。先ほども触れたように素晴らしい企業なのはわかるのですが、どうもここ最近の米中、台湾の動きを見ていると、地政学的なリスクの観点から投資を躊躇ってしまいます。
最近も台湾が長距離ミサイルの生産を開始したというニュースが出てきましたが、明らかに対中抑止力を考えての行動です。
また、これまでのトランプ政権によるプロレス外交ではなく、バイデン政権は淡々と進めるべきところは進め実行してしまうある種の恐ろしさを感じています。
香港問題で実質何も出来なかった前政権とは違い、民主党政権、バイデン大統領は引いてはダメなところは引かず、やっちゃうときはやっちゃうんではないかという感じがします。
中国自身も核心的利益である台湾問題では一歩も引く気はないでしょうし、一部報道では冬の北京オリンピック後に台湾侵攻があるのではないかとも言われています。
確かにソチオリンピック閉会後の4日後でしたっけ？ロシアがクリミア半島へ侵攻して自国に併合してしまったのは。
平和の祭典を隠れ蓑にして、クリミア併合の準備を着々と進めていたロシアという国以上に中国はある意味で狂っていますので、2022年はこういった世界を揺るがす大事件が勃発する可能性が否定できない以上、SMHへの投資を躊躇ってしまうわけです。
もしかしたら最近米国内で大規模な投資計画を発表したインテルがそれを機に大復活を遂げるかもしれません。それによりインテルの株価は爆上げ～というシナリオも無きにしもあらず…。
とはいえ今インテルに投資をするのもなあ。リスクが高いよなあと思うわけです。まあそれより高リスク銘柄へ投資をしている私が言うなって話ですがｗ
もういっその事、マコーミックやコストコあたりのガチ銘柄へ投資をした方が・・・と何度も思いつつ、それならばVTIでいいじゃんって、何度も頭の中をぐるぐるしてしまいます。
もう何度も同じことを言ってきていますねｗｗｗ
こうやって様子見だけで投資機会を逃してしまうんだろうなあ。まあ投資しなければお金も増えない代わりに減りもしないので、焦る局面でもないかと納得いくまで考えてみます。
