【20年3Q決算:ロッキード・マーティン】LMT好決算も株価は下落

めーめーおじさんです。

米国を代表する世界的な軍需企業であるロッキード・マーティン(LMT)が2020年第3四半期決算を発表しました。LMTについてはここ最近ずっと四半期決算でアナリスト予想を超える数字を出し続けており、現在の世界情勢を考えると非常に有望な投資先かなあと思いチェックをしていました。

しかし、こちらの会社をチェックしている最大の理由は「小型核融合炉」を開発しているらしいというという事です。

私は次世代エネルギーとして水素に注目し実際にPLUGへの継続的な投資を行っていますが、究極的には核融合炉がもっとも最適な次世代エネルギーだと考えています。

しかし、技術的に大変難しいため世界各国で開発を進めているようですが、実用化まで全然目途が立たない状態です。正直LMTがそれについて研究を重ねていたとしても、今すぐどうこうなるわけではないと思います。

ただ、そういった話は夢がありますし常にアンテナを張っておくことは重要だと思いますし、そもそもLMT自体が優良企業なため、チェックリストに加えて株価を追いかけるのは無駄ではないと考えています。

好決算と株価の下落

保有銘柄ではないので特に深く決算資料を読み込むわけではないのですが、ぱっと見は非常に内容は良かったのではないでしょうか。

・収益164億9500万ドル(前比+8.7%)予想〇
・EPS6.25ドル(前比+10.4%)予想〇

と、売上・利益ともに大きく伸長しています。特に素晴らしいなと感じたのは、各セグメントにおいて売上前年を大きく超えてきています。

・Aeronautics +8.1%
・Missiles and Fire Control +14.2%
・Rotary and Mission Systems +7.8%
・Space +6.1%

という結果ですね。それに伴い利益も伸長させているようです(Spaceのみ減益)。なかなか力強い決算内容なのではないかと思いつつ、株価は下げていますね。

まあ下げていると言っても、日々のPLUGやRPRXなどの値動きに比べたら退屈なものですねw何故にこうも株価が下がっているんだろうとネットでLMTに関する記事を見ていたのですが、とある記事には「民主党政権になったら国防予算を削減される懸念があるため」低迷していると書かれていました。

来月開かれる大統領選挙で仮にバイデン氏が米国大統領に選出された場合、本当に国防予算が削減されるんでしょうか。あまり興味がないのでそこまで調べはしませんが、今の世界情勢を見ると易々と予算を削るような事は出来ないと思うんですけどね。

それよりも個人的には、決算資料にこんあ事が書いてあったから下げているんだと思っているのですがどうでしょうか。

「将来におけるコロナの最終的な影響はまだ不確実です。当社の2020年見通し並びに2021年財務動向は、生産設備が引き続き稼働し、重大な作業停止や閉鎖が発生せず、サプライチェーンが混乱せずに緩和していき事態が悪化しないことを前提としている」

と書いていますね(英文苦手なのであってるかは自信ありませんw)。今後のコロナ・米国政府の動向で左右されるとありますので、世界的に第2波、第3波と感染爆発している状況では、今後の不確実性を嫌気して売られている可能性は考えられないでしょうか。

仮にそうだったとしたら、他の銘柄でも同じことが言えますが単純な買場になりそうですね。パンデミックによる封鎖処置によりコロナの感染を一時的に封じ込めたにしろ、世界はコロナ感染拡大阻止か経済優先かを天秤にかけはじめています。

個人的には一時の封じ込め策を再度実行した場合、取り返しがつかない程の経済的なダメージを負う可能性から、これまでのような極端な封じ込め策を各国は行わない様な気がしています。

それを考えると、米中対立という長期的な視点に立つならば、米国の国防予算はある程度高止まりして、同社のF-35を代表されるように、主力製品の輸出も加速するのではないかと単純に考えています。

ボーイングのように民間旅客機のような事業はありませんので、今後も安定的な売上と利益が見込めるのではないでしょうか。

まあこれらの考えも私のいつもの雰囲気によるものが大きいので、あたるかどうかわかりませんが。

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